熱中症
熱中症とは
高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけではなく、室内で何もしてないときでも発症します。
暑さ指数(WBGT)の実況と予測
1 暑さ指数とは
<暑さ指数とは>
暑さ指数とは、WBGT(湿球黒球温度)とも呼ばれます。
人体と外気の熱のやりとり(熱収支)に着目し、(1)気温(2)湿度(3)幅射熱を組み合わせた指標で、熱中症の発生しやすさの目安となります。
暑さ指数 (WBGT) |
注意すべき 生活活動の目安 |
注意事項 |
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危 険 (31以上) |
すべての生活活動で おこる危険性
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厳 重 警 戒 (28以上31未満) |
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警 戒 (25以上28未満) |
中等度以上の生活活動 でおこる危険性
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注 意 (25未満) |
強い生活活動で おこる危険性 |
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2 熱中症に関する配信サービス
3 熱中症の症状
分 類 | 症 状 | 治 療 |
1度 (軽症) |
・意識ははっきりしている ・手足がしびれる ・めまい、立ちくらみ ・こむら返り |
現場で対応し経過観察 ・涼しい場所に避難して服をゆるめ体を冷やし、水分・塩分を補給しましょう。 |
2度 (中等症) |
・吐き気、嘔吐 ・頭痛 ・倦怠感 ・集中力や判断力の低下 |
医療機関を受診 ・すみやかに医療機関を受診しましょう。 |
3度 (重症) |
・意識がない ・呼びかけに対し返答がおかしい ・けいれん ・まっすぐ歩けない ・からだが熱い |
救急車要請 ・救急車を呼び、到着までの間、積極的に冷却しましょう。 |
環 境 | か ら だ | 行 動 |
・気温が高い ・湿度が高い ・風が弱い ・日差しが強い ・閉め切った室内 ・エアコンがない ・急に暑くなった日 |
・高齢者、乳幼児、肥満 ・からだに障害のある人 ・持病(糖尿病、心臓病、 精神疾患等) ・低栄養状態 ・脱水状態(下痢、 インフルエンザ等) ・体調不良 (二日酔い、寝不足等)
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・激しい運動 ・慣れない運動 ・長時間の屋外作業 ・水分が補給しにくい行動
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4 熱中症の応急処置
5 熱中症の予防
熱中症は、例年、梅雨入り前の5月頃から発生し、梅雨明けの7月下旬から8月上
旬に多発する傾向があります。人間が上手に発汗できるようになるには、暑さへ
の慣れが必要です。
暑いときには無理をせず、徐々に暑さに慣れるように工夫しましょう。
暑さを避ける、身を守る
室内では
- 扇風機やエアコンで温度を調節
- 遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用
- 室温をこまめに確認
- 暑さ指数(WBGT)も参考に
屋外では
- 日傘や帽子の着用
- 日陰の利用、こまめな休憩
- 天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える
からだの蓄熱を避けるために
- 通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
こまめに水分を補給する
- 室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに
水分・スポーツドリンクなどを補給しましょう
リーフレットはこちらから 「 熱中症予防行動をとりましょう」
6 関連情報
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉部 保健福祉センター 健康推進係
電話番号 0165-22-2400
更新日:2025年07月26日