子宮がん・乳がん検診とは?

更新日:2024年04月01日

子宮がん

子宮がんとは?

子宮がんイラスト

子宮がんは、子宮の入り口にできる「子宮頸がん」と子宮の奥の方にできる「子宮体がん」があります。「子宮頸がん」は、30~40歳代がなりやすく、「子宮体がん」は50歳代の方がなりやすいです。

子宮頸がん

子宮頸がん年齢階級別罹患率

以前は30~40歳代で罹患率が増加していましたが、近年20~30歳代で増加しており、子宮がんになる方が若年化しています。

どうして子宮頸がんになるの?

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染によるものがほとんどです。

ヒトパピローマウイルスはごくありふれたウイルスで、性交渉により感染します。多くの方はウイルスを自分の免疫力で排除しますが、ウイルスを排除できずに持続感染すると、がんへ進行することがあります。

感染から子宮頸がんへの移行

早期のうちは自覚症状がなく、自分では気づきにくいですが、検診ではがんになるまえの段階から見つけることができます。

2年に1回は検診を受診しよう!

子宮がん検診ってどんなことするの?

専用のブラシを膣から入れて、子宮頸部の細胞をこすって採取し、調べる検査です。

子宮頸がんを早期に発見し、死亡率を減らすことが証明されている検診です。

併せて、卵巣や子宮内の状態を確認できる経膣超音波検査も受けられます。

検査は5分くらいで終わり、検診全体で1時間くらいで終わります。

検診対象

20歳以上(平成17年3月31日までに生まれた方)

(注意)病院や人間ドックで受診した方や受診予定の方、治療中の方は対象外です。

(注意) 性交経験のない方は罹患する可能性が極めて低く、強い疼痛や出血を伴う場合もあるため、検診をおすすめしておりません。

 

子宮頸がん検診について、詳しくはこちらをご覧ください

乳がん

乳がんとは?

乳がんイラスト

乳がんは、乳腺にできるがんです。

乳房は小葉(母乳を作る場所)と乳管(母乳の通り道となる管)があり、小葉と乳管をまとめて乳腺といいます。

乳がん年齢階級別罹患率

乳がんは、女性が一生のうちで最もかかりやすいがんで、9人に1人が乳がんにかかると言われています。40代から罹患率が増加しており、40~50代の死因第1位です。

早期では自覚症状がないため、2年に1回は検診を受診しましょう!

乳がん検診ってどんなことするの?

検査方法:乳房X線検査(マンモグラフィ)

乳房を片方ずつ2枚の板で挟み、できるだけ平たくして乳房全体を撮影し、触っても分からないしこりや石灰化を見つけます。

40歳代は乳腺が発達している方が多いため、より正確に判定することができる乳房超音波検査を併せて受けることができます。保健福祉センターの日程(40代のみ)と旭川がん検診センターで受けられます。

検診全体で1時間程度で終わります。

検診対象

40歳以上(昭和60年3月31日までに生まれた方)

(注意)病院や人間ドックで受診した方や受診予定の方、治療中の方は対象外です。

ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)

自分の乳房の状態に日ころから関心を持って生活することで、乳がんの早期発見につながります。詳しくは、下記リンクをご覧ください。

検診日程

下記のリンクをご覧ください。