みんなでめざそうゼロカーボン
市は、令和4年2月に「2050 年ゼロカーボンシティ」を表明しました。令和32(2050)年度までにCO₂排出量を実質ゼロにする目標を掲げており、達成に向けた対策などを盛り込んだ「士別市地球温暖化対策実行計画」並びに「士別市森林吸収源対策推進計画」を施行しています。
市がめざす「ゼロカーボンシティ」は、行政の対策はもちろんですが、市民の皆さんの協力が必要です。住みよいまちを未来へ残していくために、市の現状を踏まえて、行政の取り組みや市民ができることなどを紹介します。
まちの現状を知る 「温室効果ガスとCO₂ 排出量」
温室効果ガスには、メタンやフッ化硫黄などの種類がありますが、もっとも有名で影響が大きいものは二酸化炭素(CO₂)です。CO₂は温室効果ガスの約9割を占めており、エネルギー生成により発生するものがほとんどです。計画では、この「エネルギー起源のCO₂」を削減対象としています。
本市のCO₂ 排出量は、平成25 年度時点では年間約19万7,000トン、令和元年度は約17万7,000トンです。7年間で2万トン減少していますが、その要因は人口減少による産業・物流などの縮小とみられています。令和元年度における排出量を風船に例えると、直径約560メートルの巨大な風船になります。
削減目標と基本方針
削減目標
CO₂削減目標は、平成25 年度と比較し令和12 年度までに48%減としています。
本市は、行政面積1,119平方キロメートルのうち約70%が山林です。緑地の多さはCO₂吸収量に大きくかかわっており、市内の吸収対象となっている森林面積は654平方キロメートルです。
令和12 年度までの人口減により、18%減少すると予想しています。また、市内の森林によるCO₂吸収量も計算すると、48%の削減は可能と見込んでいます。しかし、CO₂排出抑制と経済活動の維持を両立するためには、市全体でゼロカーボンをめざす意識を高く持ち、継続した取り組みが必要です。
温暖化対策 3つの基本方針
すべての市民の協働による取り組みの推進
まち全体の目標達成に向けて、市・事業所・市民が連携し、地域全体で情報共有・相互協力して取り組みます。
一人ひとりの取り組みの推進
市民一人ひとりへの啓発を行い、意識と行動を積み重ねることで、大きな成果を得られるようすすめます。
再生可能エネルギーの活用についての調査、研究
再生可能エネルギーによるゼロカーボン施策や費用対効果など、引き続き調査研究をすすめます。
今後の見込み
平成25 年度と比較し、令和12 年度の人口は約4,500人減の16,800人程度になる見込みです。人口とCO₂排出量から、市民1人あたりの排出量を計算すると、平成25年度が9.3トン(19万7,000トン/21,179人)、令和12年度の目標数値が6.1トン(10 万2,559トン/16,800人)となります。
つまり、市民一人ひとりが、日々の生活でCO₂排出量を約3分の1減らすことができれば、市全体で48%減の目標を達成できる計算になります。そして、市民の取り組みと森林の保全を継続することで、令和32年度での実質ゼロが実現できます。
行政の取り組み
ゼロカーボンを達成するため、士別市では、行政が率先して様々な排出量削減の取り組みを実施しています。本ページでは、実際に士別市で実践している取り組みの一部を紹介します。
日常業務での省エネ活動
「窓口以外の昼休みの消灯」「利用者がいないスペースの消灯」「節水のためトイレの自動洗浄機能を使用しない」など、エネルギー消費を抑える取り組みを行います。市職員が率先して公共施設における省エネ活動に取り組み、市民や事業者の模範となります。
移動中の省エネ活動
車の急発進・急ブレーキを控えるなど、燃費のよい運転を心がけるとともに、徒歩や自転車といった環境負荷の少ない移動手段を推進します。また、エコドライブやアイドリングストップの励行、クリーンエネルギー自動車の購入などを推進します。
建物にかかわる省エネ
施設のLED 化や地中熱を利用した空調の活用、施設改修に合わせた付加断熱工事などを行います。また、施設や地域の特性に応じた再生可能エネルギーの活用を検討するとともに、公共施設を建て替えるときは、建物の省エネルギー化をすすめます。
森林によるCO₂吸収促進
森林とのふれあい機会の創出や学習機会の提供、CO₂吸収量が多い樹種であるクリーンラーチの整備促進、道産木材および間伐木材の利用促進など、森林吸収源対策を推進し、市が保有する森林吸収量を維持します。
令和5年度の「ゼロカーボン推進事業」について
地球温暖化対策実行計画にもとづき、ゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みをすすめています。
- CO₂吸収源である森林が持つ機能の学習や、緑に親しむことを目的に、市内児童らによる植樹を行いました。
- 市民への周知啓発や、再生可能ネルギーなどの調査研究を継続してすすめていきます。
一人ひとりができること
CO₂の削減といっても、なんだか難しそうに感じてしまったり、何からやればよいのかわからなかったりする方も多いと思います。ですが、日常の活動を少し変えるだけでも、効果があるものも多くあります。本ページでは、各ご家庭や事業所内で取り組むことができる省エネ活動の一例を紹介します。
市民の皆さんにお願いしたい取り組み
市民一人ひとりが当事者意識を持ち、日常生活の省エネ化を着実にすすめ、できることから少しずつ実践します。
- 電子機器使用の時間短縮
- エアコン温度設定の見直し
- アイドリングストップ
事業者の方にお願いしたい取り組み
多様な事業者がCO₂削減に取り組めるよう情報提供を行い、省エネ活動の実践を連携して推進します。
- クールビズなどの省エネ活動
- 資源の集団回収の取り組み
- 車通勤の見直し
簡単にできる取り組みの一例
CO₂排出抑制の取り組みと、それによって減らせる1人あたりの年間排出量の一例を紹介します。
エアコンの温度設定を調整
暖房は20℃、冷房は28℃に変更すると、
CO₂ 25.9kg 削減できます。
(直径2.9メートルの風船と同じくらい)
冷蔵庫を適切温度に
設定温度を「強」から「中」に変更すると、
CO₂ 30.1kg 削減できます。
(直径3メートルの風船と同じくらい)
白熱球からLED へ
60ワットの白熱球を9ワットのLEDに交換すると、
CO₂ 43.9kg 削減できます。
(直径3.4メートルの風船と同じくらい)
エコドライブ
加速、減速の少ない運転に変えると、
CO₂ 68.0kg 削減できます。
(直径4メートルの風船と同じくらい)
給湯器は効率的に使用
間を空けずに入浴して、追い焚きを避けると、
CO₂ 85.7kg 削減できます。
(直径4.4メートルの風船と同じくらい)
その他の取り組み例
今回あげた取り組み以外にも、各ご家庭で取り組める活動はたくさんあります。より詳しく知りたい方は、下記のページをご参考ください。
小さなことからコツコツと 「できることから始める」が継続のポイント
CO₂は目に見えないため、削減に取り組んでも効果が見えにくく、活動そのものに疑問を抱いてしまいがちです。しかし、目に見えずともCO₂は確実に削減されています。
活動を継続するには「できることから始める」ことがポイントです。小さな取り組みでも、一人ひとりが取り組めばやがて大きな効果を生むことができます。住みよいまちを未来へ残していくため、できる範囲で削減に取り組みましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
建設環境部 都市環境課 環境係
電話番号 0165-26-7734
更新日:2024年09月12日