第2回LMC地域交流会を終えて

更新日:2023年02月15日

 記念すべき令和2年2月22日(土曜日)(邉見会長いわく「ニャン!ニャン!ニャン!ニャン!」の日に、我が士別市で「第2回LMC地域交流会」が開催されました。
 昨年の第1回交流会は志摩市民病院の江角先生のご案内で観光の名所で開催されましたが、対して、真冬の北海道、それも特別豪雪地帯で観測史上最低気温(-41度)を記録した旭川市よりさらに50キロ北上する片田舎へのご案内となり「はたして人が集まってくれるのだろうか」と心配をしていました。
 実際には邉見先生、LMC事務局のお世話により、北は稚内から南は熊本天草市まで道内外から大勢の病院、医療関係者のほか、士別市民などで約120名の方に参加を頂き、邉見会長の基調講演の後、私(士別)國枝先生(稚内)、和泉先生(名寄)、望月先生(八幡平)から、それぞれ病院・地域の現状を報告し、その後、ディスカッションに移りました。
 LMC設立の趣旨を踏まえ、パネラーには、医療・介護の関係者だけでなく、「トヨタ自動車、日本甜菜製糖」などの立地企業代表や、バス・ハイヤーの交通事業者、高等学校の校長、生徒など産業、農業、教育など幅広い分野の方に、それぞれの視点からご発言を頂きました。
中でもトマトジュースの生産で頑張っている若い農業夫人から「住民は無いものねだりをするだけでなく、地域医療の実情を理解する必要があるのでは」との発言があり、とかく苦情を受けやすい自治体病院管理者の立場としては心強い味方を得た気持ちになりました。
 最後に、北海道地域医療構想アドバイザーの佐古先生、全国自治体病院協議会の小熊会長から総括を頂きましたが、小熊会長から「今日のこの会議を総務省、厚生省の役人に聞かせたかった」との言葉があり、不慣れながら司会の大役を仰せつかった私としては最大の賛辞を頂いたものと感じています。
 その後、士別市長、和寒町長を交えた60人が懇親会で交流を深め、さらに2次会にも30名以上に参加して頂き、士別の夜の活性化に寄与していただきました。
 次回の開催は三浦市の小澤先生の所に決定(半ば強制的に?)されたようですので、美味しいマグロを食べながら、皆さんとまたご一緒できることを楽しみにしています。
 交流会に参加して下さった皆様、並びに邉見会長はじめLMC事務局の皆様には本当にお世話になりました。ありがとうございました。

追記
 鈴木北海道知事が全国に先駆け、翌週の29日(土曜日)に「コロナ緊急宣言」をしたので、交流会は本当にギリギリでした。士別では幸い感染者は出ておりませんが、全国の感染が一日も早く終息を迎えることを願っています。

士別市病院事業管理者・院長 長島 仁

白いあごひげを生やした邉見会長が起立し、両手でマイクを持って話をしている写真
白いテーブルクロスが掛けられたテーブルに各参加者の名前が貼られ、参加者が席に座り交流会が開かれている様子の写真
白いテーブルクロスが掛けられた席に座っている参加者の方々と、その方たちの後ろに座っている多くの参加者達の写真
ネームタグを首から下げ席に座っている長島院長の写真
手ぶりを交えて話している男性の話を参加者達が聞いている様子の写真
首からスカーフをかけた女性がテーブルに置かれたマイクの前で話をしている様子の写真
テーブルに置かれたマイクの前で手元にメモを持ち話をしている男性の写真
左奥の男性が話をしているのを、両腕を組んで聞いている2名の男性とテーブルの上で両手を組んで話を聞いている男性の写真

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