薬剤師の活動

更新日:2023年02月15日

病気の治療に欠かすことのできない「薬」

お薬のこと なんでもご相談ください。私たちは病院薬剤師です。士別市立病院の薬剤師は、胸にこのワッペンをつけて仕事をしています。

 私たち薬剤師は、「薬の専門家」として、患者さまの健康を守り、患者さまを苦痛から救うために、医師・看護師・その他の医療スタッフとともに医療チームの一員として、高度な医療を着実に支えています。

 患者さまにとって最も安全で効果的な薬物療法をしっかりと支えているのが、病院薬剤師です。薬のことは、なんでもご相談ください。

Sports Pharmacist スポーツファーマシスト

当院には日本アンチ・ドーピング機構認定のスポーツファーマシストがいます。アスリートの方で薬に関する疑問点はなんでもご相談ください。

病院薬剤師の仕事

より安心できる薬物療法を提供するために

医師と協力

薬剤師としての立場から、薬がより安全に使用されるように、医師と話し合っています。

くすりの調剤

医師の処方に基づき、入院されている患者さまのくすりを作っています。その際、服用量や服用方法、薬の飲み合わせなどもチェックし安心安全にくすりを服用できるようにしています。

また、入院患者さまに使用される注射薬も、薬剤師が患者さまごとに取り揃え、チェックしています。

様々な薬が棚に保管されており、薬剤師の方々が処方箋を見ながら薬剤を調合している様子の写真
3名の白衣を着た方々が注射処方箋を見ながら薬品庫から薬剤を取り出している注射剤調剤業務の写真

抗がん剤(注射薬)の調剤

注射薬の抗がん剤は、人体内に直接使用するので、特に正確で衛生的な作業が要求されます。

薬剤師が行うことで、無菌的かつ正確な注射薬の調剤ができます。

クリーンウエアを着た男性が、アンプルの薬液をルアーロックシリンジで吸引している無菌製剤混合業務の写真

薬学的ケア

その他、薬剤師には大切な仕事が残っています。

たとえば…

  1. 患者さまに使われている薬の、体内での動きを予測します。
  2. 副作用が出るのを防ぐため、患者さまの検査データを確認します。
  3. 副作用の初期症状が出ていないかどうかを注意してみています。
  4. 退院後も、引き続き正しい薬物治療が受けられるよう、患者さまと他の治療スタッフ(医師・看護師など)をサポートします。

薬剤師によるこのような一連の仕事を、「薬学的ケア」といいます。患者さまが薬物治療を必要としている限り、薬学的ケアに「終着駅」はないのです。

チーム医療の推進

それぞれの専門スタッフが協力して、より良い医療を提供するなか、薬剤師も専門知識を活かして参加しています。

ICT(感染制御チーム)での活動や糖尿病センターの運営、あるいは栄養管理などにおいても、薬剤師の立場で貢献しています。

机の上に広げられた栄養管理簿などの資料を見ながら確認し話し合っているNST(栄養サポートチーム)回診の様子の写真
「糖尿病の分類と治療法」がモニターに映し出され、白衣を着た男性が女性2名に説明している糖尿病教室の写真

こんな所でお会いしてます!

入院されたとき病室で!

入院されたときベットサイドでお薬について色々お伝えしているのは私たち薬剤師です。お薬について何か分からないことがあったら何でもご質問ください。じっくりお薬について考えてみる機会になると思います。患者さまがお薬を「納得して」使っていただけるようにお手伝いしています。その為には、お薬の正しい使い方、注意点をお伝えし、また、「個々の患者さまの具合」を把握する為にご質問することもあります。お薬が効率よく効いているのかどうか、副作用は出ていないかどうかの確認も、この時お尋ねします。

患者さまの目に見えないところで!

~これがとっても重要です~

薬剤師の仕事は裏方の部分がとても多いのです。より安全に、より効率よくお薬を使っていただくために、より多くの情報を外部からも、病院のスタッフからも、患者さまからも集めて分析し、患者さまや他の医療スタッフにフィードバックしています。

この記事に関するお問い合わせ先

市立病院経営管理部 総務課 総務係
電話番号 0165-23-2166(代表)

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