細菌検査

更新日:2023年02月15日

細菌検査では、

  • 食中毒が疑われる便
  • 敗血症が疑われる血液
  • 尿路感染症が疑われる尿
  • 中耳炎が疑われる耳漏
  • 肺炎や気管支炎が疑われる喀痰や鼻腔ぬぐい液

 など細菌感染が疑われる患者さまのいろいろな検査材料を、目的菌に応じた培地(細菌を増殖させるための栄養成分を含んだ寒天状のもの)に塗布し35℃で24~48時間程度培養します。検査材料に細菌がいると培地にいろいろなコロニー(細菌)が発育します。発育したコロニーはグラム染色し、顕微鏡で観察します。例えば、ブドウ球菌はぶどうの房状に青く染まり、大腸菌は細長くピンク色に染まります。発育した細菌の中で疾患の原因となっていると思われる細菌については細菌同定・薬剤感受性試験を実施することにより、18~24時間で細菌の種類と、その細菌に対して効果のある抗菌薬を確定することが出来ます。過半数の菌種については自動培養、感受性分析装置を用いて判定しています。
 その他、インフルエンザウイルスやアデノウイルス、ロタウイルス、RSウイルス、ノロウイルス、マイコプラズマ抗原、A群溶連菌抗原などの迅速検査も実施しています。

細菌を培養するための大きな機械の写真
赤色の培地に白っぽい色の細菌がついている写真

この記事に関するお問い合わせ先

市立病院経営管理部 総務課 総務係
電話番号 0165-23-2166(代表)

お問い合わせフォーム

このページに対するみなさまのご意見をお聞かせください。
よりよいページにするため改善点をお知らせください。