医療情報管理室
私たちは、「診療を側面から助ける」「医学研に役立つ」「病院経営の基礎データーの管理」など目的意識をもって情報を提供する部署として活動しています。
主な業務内容
院内の診療記録を管理、運用、提供
退院した患者さまの全ての診療録が集められ記録の不備や記載内容の点検をして、病名番号と手術処置の番号をつけて製本し、保存期間の10年間いつでもすぐに使えるように準備しています。
フイルム、脳波などは5年間保存、医師記載の退院時要約は永久に保存しています。
また医長から特別に保存申込みがあった診療記録類は、30年間保存します。
医学文献の入手
院内の情報の他に医学書や医学雑誌から最新の情報を得るには「職員用医学図書室」があります。
また他の病院図書室と連携し文献複写の相互貸借をしています。
文献検索のお手伝いや文献入手、図書室管理なども私たちが担当しています。
詳しくは図書室の欄をご覧下さい。
毎日発生する院内の動向を報告
院内の各部署から集められた日誌をもとに、「患者数日報」、「看護管理日誌」を作ります。
入院患者数や入退院情報・外来患者数・手術情報その他を一覧表にして毎日報告しています。
この数字は病院経営を考えるうえで重要な基礎データーとして利用されています。
毎月の集計は「患者調べ」を発行、平均在院日数や年間患者数なども発行しています。
情報のデーター入力
診療録から必要な情報を抜粋しデーターとしてパソコン入力しています。
病名は「疾病、傷害及び死因の統計分類」ICD-10(WHO発行の国際疾病分類に準拠)「手術および処置の分類」はICD-9-CM(WHO発行医療行為の国際分類の米国版)を使用しています。
1988年(昭和63年)から1996年(平成8年)までのデーターはICD-9で入力。
1997年(平成9年)からのデーターはICD-10で入力しています。
ICD-9-CMの入力は2005年(平成17年)から行っています。
疾病分類統計に使用したり、希望があればいつでも検索し提供することができます。
毎日の臨床のほか医師や看護部などの研究発表の資料集めにも役立っています。
診療録は「病院の宝」と言われています。
診療録からの情報もまた宝として大切に適切な分類をするように研鑚していきたいと思います。
医療情報管理委員会
院内の印刷物の統一・オーダリングに関すること・診療録に関すること・図書に関すること・その他医療情報に関することなどを話し合います。
現在の委員は医局2名を含め15名で月1回開催しています。
この記事に関するお問い合わせ先
市立病院経営管理部 総務課 総務係
電話番号 0165-23-2166(代表)
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更新日:2024年10月04日