医療機器管理センター

更新日:2025年06月10日

医療機器管理センターの役割

医療機器管理センターは、高度・多様化した医療機器を安全に使用するために一括した保守管理を行っていくことと、合理的に運用していくことを目的として平成10年に誕生しました。
管理の対象とする医療機器を『不特定多数の者が機器類を使用する部門、病棟・外来・手術室・透析室・救急外来およびその他の部門における機器』とし、5名の『臨床工学技士』が業務に従事しています。
また医療機器管理センターでは保守管理業務のみならず、臨床現場への技術提供も行っています。

臨床工学技士とは

臨床工学技士という職種名だけを聞いてどの様な仕事をしているか解るという方は少ないと思います。なぜならこの職種が国家資格として法整備がなされたのが昭和62年と比較的新しいからです。また、病院によって業務も異なっているため『臨床工学技士=○○の仕事』というイメージが浮かびにくいところも一因です。
臨床工学技士法ではどの様なことが業務として謳われているのかというと、『医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業とする者をいう』となっています。「生命維持管理装置」というのは、人の呼吸、循環又は代謝の機能の一部を代替し、又は補助することが目的とされている装置を言い、具体的な例としては人工呼吸器や人工透析の装置などが挙げられます。

業務内容

血液浄化業務

慢性維持透析患者様へのオンラインHDF(血液透析濾過)を主な業務とし、シャント穿刺、治療中の装置のチェック、透析液の水質管理を行っています。透析治療は月曜日・水曜日・金曜日、火曜日・木曜日・土曜日共に2クールで施行されており2名の臨床工学技士を配置しています。
また腹水の溜まった患者さんには、腹水濾過濃縮再静注法を行っています。

透析室

医療機器管理業務

1名の臨床工学技士を配置し生命維持管理装置として代表的な人工呼吸器・透析の患者監視装置をはじめとして様々な機器の修理、保守点検を行っています。

医療機器購入の際には機種選定、納品の際には現場への説明会も行っています。

医療機器管理センターが管理している代表的な医療機器
機器 台数
輸液ポンプ 25
シリンジポンプ 42
人工呼吸器 5
ベッドサイドモニター 37
除細動器 10
人工呼吸器

学会認定資格

透析技術認定士や第2種ME技術認定士など様々な資格取得を通じて自己の知識を高め、より質の高い技術を提供できる様努めています。

この記事に関するお問い合わせ先

市立病院経営管理部 総務課 総務係
電話番号 0165-23-2166(代表)

お問い合わせフォーム

このページに対するみなさまのご意見をお聞かせください。
よりよいページにするため改善点をお知らせください。