士別市の指定文化財

更新日:2024年10月23日

士別市の指定文化財の詳細
指定番号 名称 種別 所在地 指定年月日
第1号 屯田兵屋 有形文化財 西士別町ふどう公園 平成17年9月1日
第2号 上士別遺跡 史跡 上士別町13線南14番地 平成17年9月1日
第3号 祖神の松 天然記念物 西士別町学田道有林 平成17年9月1日
第4号 瑞穂獅子舞 無形文化財 朝日町中央 平成17年9月1日

第1号 屯田兵屋

壁板が劣化して古くなった木造の平屋づくりで入り口の引き戸があけられている建物と建物の後ろに背の高い木々が茂っている写真

改築前

士別は明治32年7月、北海道最後の屯田入植によって開発された。屯田兵屋は川津万次郎氏宅(兵屋番号67番)で、昭和44年、九十九山の士別神社境内に復元し、その後博物館横の現在地に移転した。内部には当時のタンスや戸棚、官給品の自在鉤や鉄瓶、農機具などの展示をしている。屋根の煙出しや武者窓などが特徴だが、酷寒の冬季をしのぐにはあまりにも粗末な造りで、開拓期の労苦を物語っている。

屋根が葺き替えられ、壁板は新しいものに貼り替えられた建物の入り口に「屯田兵屋」と書かれた看板が掲げられている写真

改築後

昭和44年の復元から40年近くが経過し、老朽化により傷みが目立ってきたことから平成19年9月から改修工事に着手し、同年10月30日に完成した。復元には、柱や梁など当時からの材料をできるだけ使って行われ、事業費は約610万円でトヨタ自動車からの支援を受けて実施された。

一般開放(無料)しております。ただし、冬期間(11月上旬から4月下旬)は閉鎖しています。

第2号 上士別遺跡

周囲を木々に囲まれた場所に建てられた2枚の案内看板の写真

縄文時代前期(推定7,000年前)の住居址。昭和46年の発掘調査で平地式住居址4基、平地式貼床住居址1基、仕事場や炉穴などが発見された。住居が竪穴式でないことや炉跡や貯蔵穴が屋外にあることなどから、越冬生活をしていたとは考えにくく、夏場の狩猟時期だけ居住していたものと推定される。また、周囲から土器、石器が数多く出土した。

第3号 祖神の松

木の幹が太く緑の葉が茂っている祖神の松の写真

幹回り7.5メートル、直径2.4メートル、樹高18メートルのイチイの銘木。樹齢1千数百年と推定され、古くから林業関係者の間で山の守り神と崇められている。昭和49年、北海道記念保護樹木に指定され、平成2年に環境庁が実施した日本の巨樹・巨木林調査「イチイの部」で、全国2位、全道1位となった。

第4号 瑞穂獅子舞

舞を披露している瑞穂獅子舞と沿道で見ている祭りの観客の写真

朝日町は明治38年から入植がはじまった。その多くは富山県から移住していたこともあり、ふるさとの伝統文化である越中獅子舞の技能をもちより創舞した。大正5年に奥士別御料地開拓に心血を注いだ先人有志の手によって奥士別神社祭典に五穀豊穣祈願と悪魔払いの願いを込めて、奉納されたのが始まりとされている。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会生涯学習部 社会教育課 社会教育係
電話番号 0165-26-7308

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