多面的機能支払交付金

更新日:2023年02月15日

多面的機能支払交付金とは

 農業・農村は、国土の保全、水源の涵養、自然環境の保全、良好な景観の形成等の多面的機能を有しており、その利益は広く国民が享受しています。
 しかしながら、近年の農村地域の過疎化、高齢化、混住化等の進行に伴う集落機能の低下により、地域の共同活動によって支えられている多面的機能の発揮に支障が生じつつあります。また、共同活動の困難化に伴い、農用地、水路、農道等の地域資源の保全管理に対する担い手農家の負担の増加も懸念されています。
 このため、農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を図るための地域の共同活動に係る支援を行い、地域資源の適切な保全管理を推進します。また、これにより、農業・農村の有する多面的機能が今後とも適切に維持・発揮されるようにするとともに、担い手農家への農地集積という構造改革を後押しします。

交付金の構成

 多面的機能支払交付金は、「農地維持支払交付金」と「資源向上支払交付金」から構成されます。

多面的機能支払交付金の構成の図

1 農地維持支払交付金

多面的機能を支える共同活動を支援します。

支援対象

  •  農地法面の草刈り
  •  水路の泥上げ
  •  農道の路面維持等の基礎的保全活動
  •  農村の構造変化に対応した体制の拡充・強化、保全管理構想の作成 等

2 資源向上支払交付金

 地域資源(農地、水路、農道等)の質的向上を図る共同活動を支援します。

支援対象

  •  水路、農道、ため池の軽微な補修
  •  植栽による景観形成
  •  ビオトープづくり
  •  施設の長寿命化のための活動 等

支援の対象となる組織

  1.  農地維持支払交付金
    1.  農業者のみで構成される活動組織
    2.  農業者及びその他の者(地域住民、団体など)で構成される活動組織
  2.  資源向上支払交付金
     農業者及びその他の者(地域住民、団体など)で構成される活動組織

対象となる農用地

 農振農用地区域内の農用地
 (注意)1ヘクタール以上のまとまりのある農地が対象となります。

交付金の単価

交付金の単価の詳細(単位:10アールあたりの金額(円))
  草地
農地維持支払  2,300  1,000  130
資源向上支払(共同)(注釈1)  1,920  480  120
農地維持支払+資源向上支払(共同)  4,220  1,480  250
資源向上支払(長寿命化)  3,400  600  400
農地維持支払+資源向上支払(共同)
 +資源向上支払(長寿命化) (注釈2)
 7,140  1,960  620
  • (注釈1)
    •  すでに5年以上継続している活動組織は、交付単価に0.75を乗じた額になります。
    •  資源向上支払(共同)は、農地維持支払と併せて取り組むことが基本になります。
    •  多面的機能の増進を図る活動に取り組めない活動組織は、交付単価に5/6を乗じた額になります。
  • (注釈2) 資源向上支払(共同)と資源向上支払(長寿命化)に一緒に取り組む活動組織は、資源向上支払(共同)の交付単価に0.75を乗じた額になります。

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この記事に関するお問い合わせ先

経済部 農業振興課 農産係
電話番号 0165-26-7122

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