ワクチンの効果と副反応

更新日:2024年04月01日

ワクチンを受ける際には、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について、正しい知識を持っていただいた上で、ご本人または保護者の意思に基づいて接種をご判断いただきますようお願いします。受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。

ワクチンの効果

 日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、感染や重症化を予防する効果も確認されています。時間の経過と共に感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下する可能性はありますが、重症化予防効果は比較的高く保たれていると報告されています。
ただし、接種を受けても、感染を完全に予防できる訳ではありません。ワクチン接種に関わらず、適切な感染防止策を行う必要があります。

副反応

現在日本で接種が進められているワクチンでは、接種後に、注射した部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱などがあります。こうした症状の大部分は接種の翌日をピークに発現することが多いですが、数日以内に回復していきます。

本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいはかかりつけ医に相談してください。

 厚生労働省では、ワクチン接種後に生じうる副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め収集しています。新型コロナワクチンの副反応疑いの報告状況については、専門家による評価結果と合わせて、審議会を開催して報告しています。

重大な副反応

  • 稀に起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。もしアナフィラキシーが起きたときには、接種会場や医療機関ですぐに治療を行うことになります。
  • ごく稀ではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎が現れることがあります。接種後については、高齢者よりも思春期や若年成人に、女性よりも男性に、より多くの事例が報告されています。また、10代及び20代の男性では、ファイザー社よりもモデルナ社のワクチンを接種した場合における報告頻度の方が高いことも確認されています。

(注意)ワクチン接種後4日程度の間に胸の痛み、動悸、息切れ、むくみなどの症状がみられた場合は速やかに医療機関を受診し、ワクチンを受けたことを伝えてください。心筋炎・心膜炎と診断された場合は、一般的には入院が必要となりますが、多くは安静によって自然回復します。

  • ごく稀ではあるものの、mRNA ワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が 入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。

予防接種健康被害救済制度

ワクチンの接種によって健康被害が生じた場合には、国による予防接種健康被害救済制度があります。申請に必要となる手続き等については、住民票がある市町村にご相談ください。

接種後に副反応が現れた場合

新型コロナワクチン接種後の副反応への対応方法については、下記の新型コロナワクチンQ&Aをご覧ください。

 (注意)ワクチン接種後4日程度の間に胸の痛み、動悸、息切れ、むくみなどの症状がみられた場合は速やかに医療機関を受診し、ワクチンを受けたことを伝えてください。こうした症状は、心筋炎・心膜炎にみられる症状です。

問い合わせ先
1.症状が重い・長引く・病院受診する 事前にお電話の上、病院受診をお願いします。
士別市立病院0165-23-2166
中学生以下の方は、小児科への相談・受診となります。
  • 士別市立病院小児科 午前8時45分~午後4時(水曜日のみ午前11時半までの受付)
  • 平日夜間、土曜日、日曜日・祝日は名寄市立総合病院緊急外来01654-3-3101
2.ワクチンの副反応や受診に関する相談 北海道新型コロナウイルスワクチン接種相談センター
平日午前8時45分~午後5時半 電話011-206-0359
3.ワクチン全般に関する問い合わせや相談 厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター
午前9時~午後9時 電話0120-700-624
4.市のワクチンに関する問い合わせや相談 士別市保健福祉センター
午前8時半~午後5時15分(平日のみ) 電話0165-22-2400

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 保健福祉センター 保健予防係
電話番号 0165-22-2400

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