インフルエンザ、新型コロナウイルス以外の感染症情報について
伝染性紅斑(リンゴ病)
3月19日に名寄保健所より警報が発令されています。
3月10日から3月16日において1定点医療機関あたりの患者数が警報基準である2人以上となり、流行がみられています。
伝染性紅斑とは
- 両頬に赤い発疹(紅斑)が出ることから「リンゴ病」とも呼ばれる、小児に多い感染症です。
- 約10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発疹が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発疹が広がります。これらの発疹は1週間程度で消失します。
感染経路
感染した人の咳のしぶき(飛沫)を吸い込むことによる感染(飛沫感染)や、感染者との接触による(接触感染)が知られています。
妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ
これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や流産のリスクとなる可能性があります。
流行時期に感冒様症状の方に近づくことを避け、熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、感染を疑う症状がある場合には、医療機関に相談し、胎児の状態を注意深く観察してください。また、感染しても症状がない場合もあるため、周囲に伝染性紅斑の方がいる場合は、妊婦健診の際に医師に伝えてください。
予防と対策
発疹出現前の感冒症状がみられる時期にウイルスの排出が最も多くなります。感冒症状のある方はこまめな手洗いやマスクの着用、咳エチケット(咳やくしゃみをする時に口と鼻をハンカチ等で覆うなど)を心がけましょう。
インフルエンザ、新型コロナウイルス以外の感染症情報
各感染症の流行状況については、名寄地域保健室(名寄保健所)の感染症情報を参照ください。下記リンクからご覧いただけます。
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉部 保健福祉センター 保健予防係
電話番号 0165-22-2400
更新日:2025年03月21日