士別市の畜産

更新日:2024年02月22日

士別市の乳用牛

 士別市では、現在約4,600頭の乳用牛が飼養されています。
 乳用牛は、生乳(牛乳やバター等の原料)を搾るための牛で、年間生乳生産量は、約24,000トンとなります。
 エサは、約4,200ヘクタールの農地で作付されている牧草やデントコーン(とうきびの仲間)が主であり、乾草やサイレージとして与えられています。
 ふん尿は、農地への堆肥や肥料として、有効に活用されています。
 飼養戸数は年々減少傾向ではありますが、TMRセンターや飼料コントラクター、哺育育成センター等による酪農経営の分業化及び経営規模の拡大等により、1戸当たりの飼養頭数は増加しています。

乳用牛飼養戸数の推移を示すグラフ
乳用牛飼養戸数の推移を示す表
年度 戸数
昭和50年 173戸
昭和60年 88戸
平成7年 64戸
平成17年 54戸
平成27年 45戸
令和1年 42戸
令和2年 42戸
令和3年 41戸
令和4年 41戸
令和5年 37戸

(注意)平成19年以降は合併後の数値です。

 

乳用牛飼養頭数の推移を示すグラフ
乳用牛飼養頭数の推移を示す表
年度 頭数
昭和50年 2,561頭
昭和60年 3,575頭
平成7年 4,960頭
平成17年 4,524頭
平成27年 4,835頭
令和1年 4,740頭
令和2年 4,589頭
令和3年 4,609頭
令和4年 4,673頭
令和5年 4,368頭

(注意)平成19年以降は合併後の数値です。 

酪農経営に関する地域の支援組織

  • 北ひびき酪農ヘルパー利用組合 ~酪農家の安定的な休暇の確保や傷病時等の労働力の補完により、ゆとりある酪農経営に取り組んでいます。
  • 北ひびき乳牛検定組合 ~乳用牛の資質改良や乳質改善等により経営の改善を図り、安全・安心な生乳生産、安定的な酪農経営に取り組んでいます。
  • 有限会社ディリーサポート士別 ~「TMRセンター」として粗飼料収穫やTMR飼料を製造・供給するとともに、哺育育成牛を預託する「カーフセンター」により、良質な飼料生産や優良な乳用牛の育成と、労働負担の軽減を図っています。
    有限会社ディリーサポート士別に関する情報は下記リンクをご覧ください。
  • 大和牧場 ~本市の公共牧場であり、畜産農家から乳用牛や肉用牛を預託しています。5月~10月までの間、広大な牧草地に放牧することにより、畜産農家の労働力の軽減や牛の運動不足の解消に寄与しています。
山々に囲まれたデイリーサポート士別を上空から撮影した写真

有限会社ディリーサポート士別

広い区画に沢山のデントコーンが作付されている様子の写真

デントコーンの作付風景

士別市の肉用牛

 士別市では、現在約10,000頭の肉用牛が飼養されています。
 肉用牛は、食肉とするための牛であり、品種は様々ですが、士別市で最も多く飼養している品種は乳用種(ホルスタイン種の雄牛)です。
 ホルスタイン種の雌牛は、乳用牛として生乳を搾るために飼養されていますが、雄牛は肉用牛として肥育されます。
 このほか、肉専用種(黒毛和種等)、交雑種(乳用種と黒毛和種の間に生まれた牛)も飼養されています。

肉用牛飼養頭数の推移を示すグラフ
肉用牛飼養頭数の推移を示す表
年度 頭数
昭和50年 414頭
昭和60年 1,451頭
平成7年 5,926頭
平成17年 10,289頭
平成27年 11,838頭
令和1年 10,315頭
令和2年 10,125頭
令和3年 9,813頭
令和4年 10,178頭
令和5年 10,224頭

(注意)平成19年以降は合併後の数値です。

肉用牛経営に関する地域の支援組織

めぐみ野士別 ~市内の肉用牛の家畜排せつ物を原料に年間約17,000トン完熟堆肥を生産しています。これにより、家畜排せつ物の適正な処理や、耕種農家への良質な堆肥の計画的な生産・供給に寄与しています。(運営:北ひびき農業協同組合)

白の外壁にめぐみ野士別と書かれたのめぐみ野士別の外観写真

めぐみ野士別外観

めぐみ野施設内の攪拌装置を使用し堆肥を製造している様子の写真

攪拌装置による堆肥の製造

士別市の豚

 士別市では、現在約12,000頭の豚が飼養されております。

 市内においては、大規模な養豚経営が営まれており、良質な豚肉を生産しています。

士別市の馬

 士別市では、現在約10頭の馬が飼養されており、その全てがポニーと農用馬(ペルシュロン等)です。
 かつては、ばんえい馬として育てられていたり、食肉用の肥育馬として飼養されていましたが、現在は主に愛玩動物として飼養されています。

士別市の鶏

 市内で飼養されている鶏のほとんどは、卵を出荷するための採卵鶏で、約450羽が飼養されています。

沢山の茶色の鶏の中に1羽白い鶏が飼育されている写真

士別市のめん羊

 士別市では、「サフォーク」をまちのシンボルに、羊のまち「サフォークランド士別」としてまちづくりを進めており、現在約1,200頭のサフォーク種めん羊が飼養されています。
 昭和42年に初めてオーストラリアからサフォークを輸入してから、生産体制の整備と、「羊と雲の丘」を拠点とした観光資源としての活用により、めん羊振興を図ってきました。
 サフォークは大型の肉用種であり、早熟早肥で産肉に富み、良質なラム肉生産に優れています。士別市では、士別産の小麦・大豆・ビートパルプ等のエコフィードを与え、共通の生産方法により市内で生産したラム肉を「士別サフォークラム」として全国各地に広く普及しています。歯ごたえがしっかりとし、適度にサシが入ったラム肉で、柔らかく、美味しく食べやすいと皆さんから賞賛をいただいています。
 また、サフォークの羊毛はセーターやマフラーなど、皮は羊皮紙などの士別市の特産品や、レザー製品に加工されるなどして余すことなく活用され、6次産業化にも取り組んでいます。
 さらに、羊と雲の丘での「めん羊の放牧」や「世界のめん羊館」など、めん羊に直接触れることができる観光施設もあります。

めん羊の推移を示すグラフ
めん羊飼養頭数の推移を示す表
年度 頭数
平成29年 1,100頭
平成30年 1,234頭
令和1年 1,312頭
令和2年 1,229頭
令和3年 1,290頭
令和4年 1,380頭
令和5年 1,449頭

この記事に関するお問い合わせ先

経済部 畜産林務課 畜産係
電話番号 0165-26-7127

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