防ごう、冬型交通事故
冬が近くなり、夕暮れの時間が早まっています。
子どもたちの下校や職場からの帰宅などに、夕暮れが重なることも増えるため、夏期よりも注意して周囲を確認する必要があります。
夕暮れ時や夜間では、いち早く自分の存在を知らせることが重要です。車を運転するときは、早めのライト点灯で事故防止に取り組みましょう。また、歩行者は明るい服装のほか、夜光反射材の使用が効果的です。
夜光反射材を身につけよう!
夜光反射材とは
夜光反射材は、文字通り光を反射して疑似的に光を発しているように見せる交通安全グッズのひとつです。光を発している方向に光を跳ね返す「再帰反射」という性質を利用しています。
上記の写真は、右側がフラッシュを使用せずに撮影したもの、左側がフラッシュを使用して撮影したものです。フラッシュを使用したときの写真では、フラッシュの光を反射し、白く光っているようにみえます。
夜光反射材の効果
光源に向かって反射するため、ドライバーがいち早く「何かある」と気づくことができます。
車が夜間ロービームで走行している場合、歩行者の服装が暗色だと約26メートル、明るい服装でも約38メートルまで近づかないと、ドライバーに歩行者は見えません。車が時速50キロメートルで走行していた場合、制動距離は乾燥路面で約32メートルといわれているので、少しでも発見が遅れると事故は免れません。路面が濡れていたり凍っている冬期間ならなおさらです。
しかし、反射材は約57メートル離れていても光るため、ドライバーが事故を防止できる距離で気付くことができます。
「冬型」で気をつけること
ドライバーが気をつけること
車は、早めに「冬仕様」に
夏タイヤで凍結路面を走ると、車の制御が非常に難しくなります。早めにスタッドレスタイヤに交換しましょう。
「冬に危険な場所」を再確認しよう
よく凍る橋の上やトンネルの出入り口、雪山で視界が悪くなった交差点、日陰でいつも凍っている場所など、行動範囲内の危険箇所を再確認しましょう。
出かける前に天気予報、道路情報をチェック
朝天気が良くても、その後崩れて猛吹雪に巻き込まれてしまうことがあります。天気予報や道路情報は常に確認しましょう。
歩行者が気をつけること
人も車も滑ります
冬の路面は、気をつけていても滑ります。特に交差点は、車が発進と停止を繰り返すので滑りやすくなります。
横断前も横断中も、周囲の安全と足元に注意しながら歩きましょう。
自分の存在をドライバーにアピールしよう
冬は、道路わきの雪山や暴風雪によるホワイトアウトなどで歩行者が見えにくくなります。目立つ色の服装など、ドライバーが気づきやすい装いを心がけましょう。
交通安全教育隊「まもってあげ隊」
交通安全教育隊(通称まもってあげ隊)では、幼児施設や各団体、高齢者クラブなどあらゆる世代を対象に、交通安全教育を実施しています。
対象に合わせた実施事例
幼児施設
腹話術や手品、パネルシアターなどで、「信号機の色と意味」「歩き方」「渡り方」「飛び出さない」「道路で遊ばない」の5つの話をしています。
また、年長児童には「通学路」「緊急車両が来たとき」「車のウインカー」などの話もしています。
小中学校
歩行と自転車の実践型の交通安全教室のほか、パワーポイントを使用した座学の講話も実施しています。
老人クラブ
腹話術、寸劇、クイズ、神経衰弱、頭と体の体操など、参加者が一緒に体験できるプログラムを組みながら、事故の概要や自転車のルールとマナー、夜光反射材の話をしています。
「まもってあげ隊」隊員を募集しています
施設や学校、老人クラブなど地域に出向いて、交通事故防止にむけたさまざまな取組を実施します。
安全安心なまちづくりに向けて、一緒に活動しませんか?
施設や学校、老人クラブなど地域に出向いて、交通事故防止にむけたさまざまな取組を実施します。
安全安心なまちづくりに向けて、一緒に活動しませんか?
募集人数
2名
任命期間
任命日から令和6年3月31日まで
以降は2年ごとに更新
業務日数
年間50回程度
(注意)内容により時間は変動します。
応募要件
士別市民で、普通運転免許を所持している方
謝礼
年間10万円
(注意)年度途中の任命の場合は月割り
その他
制服や装備品は貸与します。
より詳しく知りたい方は下記のページをご覧ください。
広報紙でも掲載しています
本ページの内容は、広報しべつ令和5年11月号にも掲載しています。
市内各所で配布しているほか、本ホームページでも閲覧できます。
より詳細な内容となっていますので、興味のある方は、下記のリンクからご覧ください。
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 くらし安全課 くらし安全係
電話番号 0165-26-7736
更新日:2023年12月01日