砂糖ができるまで
道内で、甜菜から砂糖を製造する「製糖所」は8カ所あります。本市の「日本甜菜製糖株式会社士別製糖所」(昭和11 年創業)では、秋になると上川・空知・留萌の3管内で育てられた甜菜が運び込まれ、製糖作業がスタートします。
作業は翌年1月まで行われ、厳寒の青空に水蒸気が立ち昇るようすは、毎年見ることができる冬の風物詩です。
てん菜糖の製造工程
1.洗浄
運ばれてきた甜菜を洗い、土砂や雑草などを落とします。
2.裁断

裁断機にかけ、糖分を抽出しやすいよう太さ4~5ミリメートルのスティック状に切ります。
3.抽出
70度のお湯にひたして、糖分を抽出します。
4.洗浄・ろ過
炭酸カルシウムなどを使って、煮汁に含まれる不純物を取り除きます。
5.濃縮・結晶化
濃縮機で水分を蒸発させて3~4倍に濃縮し、結晶缶で結晶化させます。
6.分蜜
遠心分離機で、砂糖と糖蜜に分けます。
7.乾燥・袋づめ
乾燥・冷却後にふるいにかけ、塊などを取り除いてから袋につめます。
8.出荷
倉庫に保管し、出荷されます。
9.販売店へ
製品となって、販売店へ運ばれます。



この記事に関するお問い合わせ先
経済部 農業振興課 農政係
電話番号 0165-26-7030
更新日:2023年02月15日