士別市環境基本条例の制定

更新日:2023年05月24日

羽が黒色でお腹が白色と赤色をしたアカゲラが木の枝にとまっている写真

士別市の良好な環境を保全・創造

環境基本条例を制定しました。

環境基本条例のあらまし

 私たちのまち士別市は、道立自然公園「天塩岳」をはじめとする山々に囲まれ、北海道第2の大河「天塩川」の源流を占め、四季折々の変化に富んだ自然環境と屯田兵をはじめとする先人達のたゆまない努力により、緑豊かな田園都市として発展してきました。
 しかしながら、これまでの生活は、大量生産、大量消費、大量廃棄による資源の浪費を繰り返し、環境負荷の激増を招いてきました。このことは、私たちの居住する周辺環境のみならず、地域全体の環境及び地球環境をも脅かすものになってきています。私たちは、健康で文化的な生活を営むために、良好で快適な環境の恵みを受ける権利を有するとともに、かけがえのない良好な環境を保全・創造し、次の世代に引き継いでいく責務を有しています。
 このような自覚のもと、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な「循環型社会」をつくり上げるため、私たちは互いに協力し合い、学び合い、自ら参加して士別市の豊かで美しく良好な環境の保全・創造に積極的に努めるため、この条例が制定されました。
 一人ひとりが、もっと環境のことを考え、できることから環境によいことを始めましょう。私たちの暮らす士別市がいつまでも住みよいまちであるために。

この条例の基本となる考え方は何ですか?

 身近な環境が周辺の環境と関連しあっています。私たちの日常生活が環境に影響を与えています。そのため、環境の保全・創造を行い、次のことをめざします。

芽が生えた地球のイラスト
  1.  良好な環境の継承
  2.  快適な生活環境の維持
  3.  緑化と自然景観の保護
  4.  環境問題の学習と活動
  5.  地球環境の保全
  6.  リサイクル等の循環型社会の確立

環境基本条例とはどんな条例ですか?

 環境基本条例とは、環境に関する個別の事項について規制したり助成するための条例ではなく、良好な環境を保全・創造し、次の世代に引き継いでゆくための基本となる考え方、市、市民、事業者等の役割、それぞれの取り組みの基本的な事項を定めるための条例です。

市の役割は何ですか?

市民・事業者と協働して総合的な計画を考え、実施します。
市のすべての施策・事業に環境への配慮と負荷の低減に努めます。
環境学習の推進と地域の環境状況の情報提供に努めます。

具体的に何をするのですか?

環境基本計画など

周囲に木々が生い茂った山の麓から川が流れているイラスト
  •  環境基本計画を策定します。
  •  士別市の環境(年次環境状況報告)をつくります。

施策を推進する体制

  •  環境審議会を設置します。
  •  市役所内に環境対策WGをつくります。
  •  国や他の地方公共団体と協力します。

基本的な施策

ゴミ収集車のイラスト
  •  環境の保全に関する施設を整備します。
  •  水環境と緑豊かな環境を確保します。
  •  環境教育及び環境学習を振興します。

資源の循環的な利用を促進します。

ペットボトルがリサイクルされて服に生まれ変わったイラスト
  •  市民・事業者の自発的な活動を促進します。
  •  環境に関する情報を提供します。
  •  快適な生活環境の保全及び創造をします。
  •  環境情報の収集及び調査を実施します。

私たちは何をすればよいのですか?

 私たちの日常生活や事業活動そのものが環境に影響を与えていることを理解し、負荷の低減に努めましょう。

  •  身近な環境について関心を持ちましょう。
  •  良好な環境の保全と創造に向けて、できることから行動しましょう。
  •  良好な環境とは何かを考えてみましょう。
  •  事業活動に伴う環境への支障を防止しましょう。

そのためには、どのような仕組みがありますか?

環境学習

 市民・事業者の皆さんが、環境の問題をよく知っていただくために、広報活動や、環境に関する講演会を定期に開催します。

ごみ減量化リサイクル展

 ごみ減量化リサイクル展(まなびとくらしのフェスティバル)を実施し、生活に身近な環境を知る機会を設けます。
 3R・5Rについての取り組みを紹介します。

環境活動への支援

 市民・団体・事業者等の皆さんが、自主的に取り組む環境活動に対して、様々な形で支援・助言を行っていきます。

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この記事に関するお問い合わせ先

建設環境部 都市環境課 環境係
電話番号 0165-26-7734

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