移住者インタビュー6(田邉さん)

更新日:2024年10月24日

緑色のトラクターの模型を右手に持ち、微笑んでいる田邉さんの写真

プロフィール

田邉 来夏(たなべ らいか)さん

士別市出身。

代官山にあったギター製作・修理の専門学校に進学し、卒業後は都内の個人工房でギター修理の修行をしていました。

その後は全国展開の楽器店やギターメーカーの海外工場、ギターテックなどを経験し、2024年に埼玉県川口市からUターンで移住しました。

現在は農業を営みながら、ギターの工房を開業することを目指しています。

士別市移住のきっかけ

ギター修理の仕事が多くあるのは東京なので、ずっと東京でやっていくんだろうとは思っていましたが、同時に東京にずっといたいとは思っていなかったので、どうしようかなと考えていました。

最後に働いていたギターの会社を急に辞めることになり、今後について考えるために北海道の実家に帰ったときに、やっぱり北海道に住みたいと思ったんですよね。

士別にUターンした感想

生活してみて

欲しいものもネットで買えますし、町まで来るまで10分くらいで着く場所に住んでいるので不便を感じることはないです。東京に住んでいた頃は車を持っていなかったので飲み物を箱で買うことなどはできませんでしたが、今なら車がありまとめ買いができるのでむしろ好都合でした。

景色も良く、夏も暑いですが風が涼しいので最高です。

同世代の仲間との交流

小学生から高校生まで北海道で過ごしていたので友人は東京より多く、よく会っています。

東京に居た頃は年に1回くらいしか会えなかったので、引っ越してきて良かったと感じています。

仕事のやりがい

農機具に乗って仕事に取り組む男性が写っている写真

今まで何も考えずに食べてきたものがどうやって作られるのかを実際に作業しながら知ることができるのが面白いです。

農作物への見方が変わるので、全ての人に知ってもらいたいですね。

収穫して食べるのが楽しみです。

ギター工房を開く夢

緑色のトラクターの模型を左手に持ち微笑んでいる田邉さんと、右手に重機の模型を持ち笑顔で映る木村さんの写真

笑顔で映る田邉さん(写真左)と、就業先の木村さん(写真右)

自分の工房を開きたいと思った経緯

就業先の木村さんに住むところを相談した際、「畑を買ったときに付いてきた家が余っているから好きに使ってもいいよ」とすごい話をいただきました。実際に見に行くと6LDKの一軒家で、1人で住むには大きすぎるのと同時に、これならギター工房もできると思ったんです。

農業の仕事をやりつつ、ギターのリペアもやれたら最高だと思いました。

今は工房をやれるように、家をリフォームしています。

夢の実現に向けて

ギター工房の需要があるかは分かりませんが、さあざまな場所で宣伝して知ってもらいたいです。私はライブでギターを弾くのが好きなので、バンドを組んで道内のライブハウスに出演して宣伝します。

これまで主にギター修理をやっていましたが、これからはギター製作もやる予定です。

ギターテックは仕事があればそのたびに東京に行くので、存在が東京にも知れ渡れば面白くなるかもしれません。

ギター修理だけではなく、士別で音楽イベントなどを開催して町を盛り上げられれば良いなと考えています。