移住者インタビュー3(梅基さん)
プロフィール
梅基 瞬(うめもと しゅん) さん
梅基さんは、平成30年から3年間、士別市の「地域おこし協力隊」を務めました。
栗山町出身で、実家が農家だった梅基さん。
専門学校卒業後は会社員として働いていましたが、農業をやりたい気持ちから本市の地域おこし協力隊に応募し、任命されました。
想い高じて士別へ 退任後も農業一直線
隊員1年目は、多寄の農家でトマト栽培に従事しました。
2年目からは土地を借りて、自分でリーフレタスの栽培を始め、3年目はインゲンやスイートコーンなども手がけました。
退任後も、士別に残って農業をやっていく覚悟で来たので、隊員のときから退任後について考え準備してきました。
退任から2年が経過しましたが、地域の方々に支えられて農業で生活できています。
現在、多寄の農業法人で農作業に従事し、冬期間は多寄のライスセンターで農作物の出荷などを行っています。
農作業では、トマトの管理やネギの定植、農機具のメンテナンスなどさまざまな仕事に取り組んでいます。また、2年目からはアスパラの栽培を始めています。
活動で得た学び 「地域に還元したい」
隊員期間中、『人の作業をしっかり観察して自分との違いを知り、自分でやってみて良し悪しを判断すること』を教えていただきました。
言われたことをこなすだけではなく、作業の意味や改善方法などを常に考えながら行うことも学びました。
また、人間関係を構築することの大切さも学ぶことができたと感じています。仲間と一緒に農作業をしたり、先輩方から地域のことを教わるなど、今の自分があるのは支えてくれたたくさんの人たちがいたからこそ。
今後は、まず仕事を軌道に乗せることに注力したいです。
新しいことにチャレンジするのは、基盤をしっかり作ってから。
これまで助けられてきた分、地域の皆さんに『来てくれてよかった』と言ってもらえるように還元していきたいです。
更新日:2023年02月15日