≪事業アセスメントサイクルの概要≫
事業アセスメントサイクルは、限られた財源を有効活用し、効率的で効果的な行財政運営を行うため、行財政運営戦略実施計画に則った、新たな行政評価の仕組みとして実施するものです。
(1)施策アセスメント
まちづくり総合計画における「基本施策」の達成状況や「行政課題」の確認などを4年に一度のローリング時に行ないます。
(2)事務事業アセスメント
事務事業の目的に対する手法や手段を最適化するもので、具体的な進め方としては、前年度の予算ヒアリングや予算査定のなかで、事業の必要性や費用対効果などに再評価が必要と認められる事業を中心に、企画課および財政課で事業の抽出を行い、これと併せて所管課自らが見直すべきと判断する事業の調査を行い、対象事業候補を選定します。
その後、事業を所管する各課長ヒアリングを経て、庁内各部署の職員で構成する「行財政改革推進会議」、市政に関する識見を有する市民の皆様で構成する「行財政改革懇談会」に諮り、庁議における合議を経て、アセス対象事業を決定します。
決定したアセス対象事業については、速やかに評価・検証作業を進め、関係団体との協議を経て確実に予算に反映させます。このサイクルを繰り返すことで、事務事業の最適化を図るものです。
≪令和3年度予算反映状況≫
事務事業アセスメントサイクルに基づく見直しの結果、次のとおり令和3年度予算に反映しました。
(単位:千円)
アセス対象事業 |
R3見直しの結果 | R2予算 | R3予算 | 削減額 | 削減率 | |
事務事業 | 単年度見直し事業 11事業 |
廃止・完了 4事業 |
21,530 | 17,524 | 4,006 | 18.6% |
複数年見直し事業 7事業 | 廃止 3事業 一部統合 3事業 見直し不可 1事業 |
259,132 | 251,843 | 7,289 | 2.8% | |
継続協議事業 6事業 |
廃止・完了 1事業 一部廃止 1事業 事業費削減 2事業 組替・統合 1事業 財源見直し 1事業 |
28,936 | 24,089 | 4,847 | 16.8% | |
施設管理 |
アウトソーシング等 2施設
|
108,596 | 101,873 |
6,723 |
6.2% | |
財政健全化実行計画に基づく見直し |
廃止 2施設 |
352,175 | 317,931 | 34,244 | 9.7% | |
合計 | 770,369 | 713,260 | 57,109 | 7.4% |
≪令和2年度予算反映状況≫
事務事業アセスメントサイクルに基づく見直しの結果、次のとおり令和2年度予算に反映しました。
(単位:千円)
アセス対象事業 |
R2見直しの結果 | R1予算 | R2予算 | 削減額 | 削減率 | |
事務事業 | 単年度見直し事業 11事業 | 一定の見直しを実施 9事業 | 11,917 | 7,551 | 4,366 | 37% |
予算反映に至らず 2事業 |
13,759 |
13,979 | ▲220 |
▲2% |
||
複数年見直し事業 7事業 | 一部見直し | 268,224 | 259,132 | 9,092 | 3% | |
継続協議事業 6事業 | 一部見直し | 31,544 | 28,936 | 2,608 | 8% | |
施設管理 | アウトソーシングの検討 2施設 | 指定管理・管理委託の実施 2施設 | 126,231 | 108,596 | 17,635 | 14% |
合計 | 24事業・2施設 | 451,675 | 418,194 |
33,481 |
7% |
お問い合わせ |