予算編成方針は、国の経済動向や本市の財政を取り巻く環境等を勘案し、各担当課からの予算要求にあたって、基礎的な考え方や留意事項を示すもので、市長が定めます。
令和4年度予算編成の柱としては、「士別市まちづくり総合計画」に則って、「天塩の流れとともに人と大地が躍動するすこやかなまち」の実現をめざすため、「地域力を高め、地域力で進めるまちづくり」に取り組むことを基本としました。
また、地域経済を好循環させ地域を活性化させるため、具体的な仕組みづくりや取り組みの検討に着手するとともに、「地域経済循環分析」などによる検証、分析を速やかに進めることとし、併せて、財政健全化実行計画の2年目であり、実行計画の各取り組みを着実に遂行することを前提に、総合計画と歩調を合わせた事業の展開を行っていくものとしました。
令和4年度に実施する市長政策事業について、各課から説明を受ける市長ヒアリングを令和4年1月5日から11日の日程で実施しました。
一般会計の政策予算の要求総額は38億1,960万9千円で、国営農地再編整備事業の上士別地区工事の完了による地元負担分の一括償還や新型コロナウイルス対策経費の当初予算計上に伴い、前年度要求比7.9%の増となりました。
各担当から主要事業の内容や目的の説明を受け、事業の効果や効率性、財源確保の考えなどについて、的確な予算措置となるよう聞き取りが行われました。
財政課の査定を経て市長が最終決定した予算概要を、令和4年2月15日に公表しました。一般会計予算総額は、165億9,711万2千円で対前年比8.0%の増となりました。特別会計、企業会計を合わせた市全体予算では、284億7,838万3千円で対前年比7.1%の増となりました。
主な査定結果については別紙のとおりです。