○士別市単線固定循環式特殊索道の整備に関する規程

平成17年9月1日

教育委員会訓令第32号

(趣旨)

第1条 この規程は、鉄道事業法(昭和61年法律第92号)に基づき、日向スキー場及びあさひスキー場単線固定循環式特殊索道(以下「索道」という。)施設の機能を維持し、乗客を安全かつ正確に輸送するために必要な事項を定めるものとする。

(適用範囲)

第2条 別表第1に掲げる索道施設の検査及び整備は、この規程の定めるところによる。ただし、この規程に定めがないものについては、索道技術管理者の指示によるものとする。

(用語の定義)

第3条 この規程における用語の定義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 点検 この規程に定める検査基準に基づき、索道施設の異常の有無を確認する日常的な業務をいう。

(2) 検査 この規程に定める検査基準に基づき、索道施設の異常の有無を確認する日常的な業務の有無をいう。

(3) 外観検査 基本的に設備を動作させずに、設備の腐食、損傷等の異常を目視等により検査することをいう。

(4) 作用の確認 設備を実際に動作させて、その機能等を確認することをいう。

(5) 測定 計測器類を使用して、磨耗量、動作量等を測定することをいう。

(6) 目視 設備の異常の有無を視覚により確認することをいう。

(7) 聴覚 設備を実際に動作させて、その機械音等から異常の有無を確認することをいう。

(8) 触覚 設備に触れて、温度、振動等の異常の有無を確認することをいう。

(9) 打検 工具により軽打して、施設の状態を確認することをいう。

(10) 標準値 修理又は調整の要否を決定するため、参考となるべき数値をいう。

(11) 限度 取替又は修理を要する場合の目安をいう。

(12) 整備 索道施設の安全を確認するために行う交換、補修、調整、補給等の業務をいう。

(点検・検査の種類)

第4条 点検・検査の種類は、次のとおりとする。

(1) 始業点検 1日1回その使用前に、起点から終点までの間の試運転を行い、索条・支柱・原動設備・搬器等の索道設備及びその他の工作物を点検することをいう。

(2) 1月検査 使用期間の通算が1月ごとに行う検査をいう。

(3) 臨時検査(1) 運転保安に関係のある設備を新設、改造又は修理した場合、当該設備及び当該設備と運転保安上に関連する設備について、事業の用に供するときまでに行う検査をいう。

(4) 臨時検査(2)(適合確認検査) 索道事業の全部又は一部を6月以上休止した場合、索道施設に関する技術上の基準の細目を定める告示(昭和62年運輸省告示第170号)第3条第2号の規定により、事業の全部又は一部を再開するときまでに行う検査をいう。

(点検・検査の実施)

第5条 前条の点検・検査は、別表第2に掲げる検査基準の点検・検査項目により行うものとする。

2 臨時検査(2)(適合確認検査)を実施したときは、1月検査を実施したものとする。

(整備)

第6条 点検・検査の結果、不良箇所があったときは、整備を行うものとする。

(試運転)

第7条 索道施設は、次の各号に掲げるいずれかに該当するときは、試運転をした後でなければこれを使用してはならない。

(1) 始業点検を実施するとき。

(2) 臨時検査(1)(2)を実施したとき。

(3) その他索道技術管理者が必要と認めたとき。

(検査等の記録)

第8条 索道施設の点検・検査及び整備を行ったときは、点検・検査及び整備を行った年月日並びに整備の内容又は成績を記録するものとする。

2 始業点検記録簿は1年間、検査及び整備の記録簿は3年間保存するものとする。ただし、索条の記録は、当該索条を交換するまで保存するものとする。

この規程は、平成17年9月1日から施行する。

(平成18年3月15日教委訓令第2号)

この規程は、平成18年4月1日から施行する。

(平成29年11月1日教委訓令第6号)

この規程は、平成29年11月1日から施行する。

別表第1(第2条関係)

単線固定循環式特殊索道整備規程適応索道名一覧

索道名

停留場施設

緊張方式

士別市日向スキー場第1リフト

原動緊張・折返

油圧方式

士別市日向スキー場第2リフト

原動緊張・折返

おもり方式

士別市あさひスキーリフト

原動・緊張

おもり方式

別表第2(第5条関係)

単線固定循環式特殊索道検査基準

点検・検査箇所

点検項目

検査項目

標準値及び備考

始業点検

1月検査

臨時検査(2)

停留所

乗降場

乗降場

(乗車規制装置を含む。)

1 搬器座面と床面(雪面)との間隔の良否(目視)

2 乗降位置表示の良否(目視)


1 各部損傷の有無(目視)

2 搬器座面と床面との間隔の良否(測定)

3 各種表示等の良否(目視)

4 盛土、石積等の状態の良否(目視)

5 転落防止ネット等の状態の良否(目視)

① 雪面で40~50cm前後に調整

② 乗降位置等についてその鮮明度及び表示位置

駅舎

(監視所を含む。)



1 外観状態の良否(目視)

2 掲示類の良否(目視)

① 運賃、運行時間、事業者名称、旅客が遵守すべき事項等について、その鮮明度及び掲示位置

支柱

基礎




1 基礎コンクリートのき裂、損傷の有無(目視)

2 基礎の沈下、傾斜、移動、洗堀の有無(目視)

3 アンカーボルトの状態の良否、ナットのゆるみの有無(目視・打検)

① 必要に応じて測定

本体


1 外観状態の良否(目視)

2 着氷着雪の有無(目視)

1 外観状態の良否(目視)

1 表示の良否(目視)

2 部材の損傷、変形、き裂の有無(目視)

3 リベット、ボルト、ナットのゆるみ、脱落の有無(目視・打検)

4 点検はしご、点検台等の損傷の有無(目視)

5 支柱の偏位の有無(目視)

① 乗客に対する注意事項等

② 必要に応じて測定

受索装置

受索装置

脱索防止装置

1 回転状態の良否(目視)

2 着氷着雪の有無(目視)

1 外観状態の良否(目視)

2 溝の異常摩耗、損傷の有無(目視)

3 回転状態の良否(目視・聴覚)

4 脱索防止装置の状態の良否(目視)

1 取付状態の良否(目視・打検)

2 部材の損傷、変形、き裂の有無(目視)

3 溝の異常摩耗、損傷の有無(目視)

4 回転状態の良否(目視・聴覚)

5 脱索防止装置の状態の良否(目視)

① 別表第3による。必要に応じて測定

② 給油時期 別表第3による。必要に応じてベアリング交換

索条

支えい索


1 外観状態の良否(目視)

2 着氷着雪の有無(目視)

1 外観状態の良否(目視)

2 接合部の状態の良否(目視)

3 伸びの量(測定)

1 損傷、腐食、変形の有無(目視)

2 素線断線の有無(目視)

3 ロープ径の良否(測定)

4 接合部のロープ径の良否(測定)

5 塗油状態の良否(目視)

6 伸びの量(測定)

① 緊張台車の移動で測定する

② 別表第3による

緊張索



1 外観状態の良否(目視)

2 ソケット、クランプ等の状態の良否(目視)

1 損傷、腐食、変形の有無(目視)

2 素線断線の有無(目視)

3 ロープ径の良否(測定)

4 ソケット、クランプ等の状態の良否(目視)

5 塗油状態の良否(目視)

① 別表第3による

緊張設備又は折返設備

基礎



1 外観状態の良否(目視)

1 基礎コンクリートのき裂、損傷の有無(目視)

2 基礎の沈下、傾斜、洗堀の有無(目視)

3 アンカーボルトの状態の良否、ナットのゆるみの有無(目視・打検)

① 必要に応じて測定

緊張構


1 外観状態の良否(目視)

1 外観状態の良否(目視)

1 部材の損傷、変形、き裂の有無(目視)

2 ボルト・ナットの緩みの有無(目視・打検)

3 点検はしご、点検台等の状態の良否(目視)

4 緊張溝の偏位の有無(目視)

① 必要に応じて測定

緊張滑車又は折返滑車

(搬器振止装置を含む。)

1 外観状態の良否(目視)

2 回転状態の良否(目視)

1 外観状態の良否(目視)

2 溝の異常摩耗、損傷の有無(目視)

3 回転状態の良否(目視、聴覚)

1 取付状態の良否(目視・打検)

2 部材の損傷、変形、き裂の有無(目視)

3 溝の異常摩耗、損傷の有無(目視)

4 回転状態の良否(目視、聴覚)

① 給油周期 別表第3による。必要に応じてベアリング交換

② 摩耗の測定 別表第3による

緊張台車


1 外観状態の良否(目視)

2 移動状態の良否(目視)

1 外観状態の良否(目視)

2 移動状態の良否(目視・聴覚)

1 据付状態の良否(目視・打検)

2 部材の損傷、変形、き裂の有無(目視)

3 コロ・軸受の異常摩耗、損傷の有無(目視)

4 移動状態、移動量の良否(目視・聴覚)

① 支えい索緊張関係測定

緊張設備

おもり緊張装置

緊張索誘導滑車

1 回転状態の良否(目視)

2 着氷着雪の有無(目視)

1 外観状態の良否(目視)

2 回転状態の良否(目視・聴覚)

1 取付状態の良否(目視・打検)

2 部材の損傷、変形、き裂の有無(目視)

3 溝の異常摩耗、損傷の有無(目視)

4 回転状態の良否(目視、聴覚)

① 別表第3による

② 別表第3による

おもり


1 外観状態の有無(目視)

1 ピット内部の状態の良否(目視)

2 おもり、引留部の状態の良否(目視)


油圧緊張装置


1 外観状態の良否(目視)

2 作用の良否(目視)

1 外観状態の良否(目視)

2 作用の良否(目視)

1 ポンプ、電磁弁、安全弁の状態の良否(目視)

2 シリンダー、配管、ホースの損傷、油漏れの有無 (目視)

3 電動機、継電器、圧力スイッチ、配線の状態の良否(目視)

4 作動油の汚損、変質の有無、油量の良否(目視、触覚)

5 作用の良否(目視)

6 絶縁抵抗の良否(測定)

① 圧力の測定 別表第3による

② 別表第3による

③ 別表第4による

搬器

握索装置


1 外観状態の良否(目視)

1 外観状態の良否(目視)

2 作用の良否(目視、聴覚)

1 握索部の異常摩耗、損傷、変形、き裂の有無(目視)②③

2 ピン、ボルト、ナットのゆるみの有無(目視)

3 ばねの損傷、変形の有無(目視)

4 作用の良否(目視、聴覚)

5 緩衝材の損傷の有無(目視)

① 必要に応じて給油

② 必要に応じて測定又は交換

③ 別表第3による

本体


1 外観状態の良否(目視)

1 外観状態の良否(目視)

1 各部の状態の良否(目視)

2 溶接部の異常の有無(目視)

3 懸垂部の軸・軸受の状態の良否(目視)

4 懸垂部の損傷、変形、き裂の有無(目視)

5 緩衝材の損傷の有無(目視)

6 セーフティーバーの損傷の有無、作用の良否(目視)

7 ボルト、ナットのゆるみ、脱落の有無(目視、打検)

8 搬器番号記載の良否(目視)

9 落下防止装置の損傷の有無(目視)

① 必要に応じて測定又は交換

原動設備又は原動緊張設備

基礎



1 外観状態の良否(目視)

1 基礎コンクリートのき裂、損傷の有無(目視)

2 基礎の沈下、傾斜、洗堀の有無(目視)

3 アンカーボルトの状態の良否、ナットのゆるみの有無(目視・打検)

① 必要に応じて測定

原動構


1 外観状態の良否(目視)

1 外観状態の良否(目視)

1 部材の損傷、変形、き裂の有無(目視)

2 ボルト・ナットのゆるみ脱落の有無(目視・打検)

3 点検はしご、点検台等の状態の良否(目視)

4 原動構の偏位の有無(目視)

① 必要に応じて測定

原動緊張滑車原動滑車

(搬器振止装置を含む。)

1 外観状態の良否 (目視)

2 回転状態の良否(目視・聴覚)

1 外観状態の良否(目視)

2 溝の異常摩耗、損傷の有無(目視)

3 回転状態の良否(目視・聴覚)

1 取付状態の良否(目視、打検)

2 部材の損傷、変形、き裂の有無(目視)

3 溝の異常摩耗、損傷の有無(目視)

4 回転状態の良否(目視・聴覚)

① 給油周期 別表第3による。必要に応じてベアリング交換

② 摩耗の測定 別表第3による

減速機

本体

(開放歯車を含む。)

1 運転状態の良否(目視・聴覚)

2 油漏れの有無(目視)

1 外観状態の良否(目視)

2 運転状態の良否(目視・聴覚)

3 油漏れの有無、油量の良否(目視)

1 据付状態の良否(目視・打検)

2 運転状態の良否(目視・聴覚・触覚)①②

3 油漏れの有無、油量の良否(目視)

4 潤滑油の汚損、変質の有無(目視・触覚)

① 別表第3による

② 必要に応じてメーカーの検査

③ 別表第3による。必要に応じて交換

給油装置

1 作用の良否(目視)

1 作用の良否(目視、聴覚)

2 油漏れの有無(目視)

1 フィルターの目詰まりの有無(目視)

2 ポンプ、配管等の状態の良否(目視)

3 作用の良否(目視、聴覚)

4 油漏れの有無(目視)

① 必要に応じて清掃又は交換

伝動装置

伝動機器

1 回転状態の良否(目視・聴覚)

1 外観状態の良否(目視)

2 チェーン、ベルトの張り状態の良否(目視)

3 回転状態の良否(目視・聴覚)

1 取付状態の良否(目視)

2 継手部の状態の良否(目視)

3 チェーン、ベルトの張り状態の良否(目視)

4 回転状態の良否(目視・聴覚)

① 必要に応じて測定

② 給油周期 別表第3による

制動装置

常用制動装置

(原動軸制動機)

1 作用の良否(目視)

1 外観状態の良否(目視)

2 作用の良否(目視)

3 給油状態の良否(目視)

1 取付状態の良否(目視・打検)

2 締付余裕の良否(目視・測定)

3 ライニング、パットの異常摩耗、損傷、油じみ、片当たりの有無、隙間間隔の良否(目視・測定)

4 ドラム、ディスクの異常摩耗、損傷、蛇行回転の有無(目視)

5 作動の良否(測定)

6 ばねの損傷、変形の有無(目視・測定)

7 給油状態の良否(目視)

8 絶縁抵抗の良否(測定)

① 必要に応じて無負荷で制動距離等の測定

② 別表第3による。必要に応じて測定

③ 別表第3による

④ 最大負荷時の制動距離等の測定

⑤ 別表第4による

非常用制動装置

(原動緊張滑車制動機)

1 作用の良否(目測)

1 外観状態の良否(目視)

2 作用の良否(目視)

3 給油状態の良否(目視)

1 取付状態の良否(目視・打検)

2 ライニング、パットの異常摩耗、損傷、油じみ、片当たりの有無、隙間間隔の良否(目視・測定)

3 ドラム、ディスクの異常摩耗、損傷、蛇行回転の有無(目視)

4 作用の良否(測定)

5 ばねの損傷、変形の有無(目視・測定)

6 給油状態の良否(目視)

① 必要に応じて無負荷で制動距離等の測定

② 別表第3による。必要に応じて測定

③ 別表第3による。

④ 最大負荷時の制動距離等の測定

油圧回路及びユニット

1 作動の良否(目視)

1 外観状態の良否(目視)

2 作用の良否(目視)

1 取付状態の良否(目視)

2 シリンダー、配管(ホース)の損傷、油漏れの有無(目視)

3 ポンプ、安全弁、電磁弁、流量調整弁の状態の良否(目視)

4 電動機、継電器、圧力スイッチ、配線の状態の良否(目視)

5 作用の良否(目視)

6 作動油の汚損、変質の有無、油量の良否(目視・触覚)

7 絶縁抵抗の良否(測定)

① 圧力の確認

② 別表第3による。必要に応じて交換

③ 別表第4による

主原動機

電動機

1 回転状態の良否(目視・聴覚)

1 外観状態の良否(目視)

2 ブラシ、スリップリング又は整流子の状態の良否(目視)

3 冷却ファン、フィルターの汚損の有無(目視)

4 回転状態の良否(目視・聴覚)

1 据付状態の良否(目視・打検)

2 ブラシ、スリップリング又は整流子の状態の良否(目視)

3 冷却ファン、フィルターの汚損の有無(目視)

4 回転状態の良否(目視・聴覚)

5 絶縁抵抗の良否(測定)

6 接地抵抗の良否(測定)

① 別表第3による

② 必要に応じて清掃

③ 上り100%負荷、下り無負荷で起動試験

④ 別表第4による

⑤ 別表第5による

制御装置

運転盤

制御盤

(操作盤等を含む。)

1 表示部、計器類の作用の良否(目視)

1 しゃ断器、開閉器、他操作電気機器の作用の良否(目視)

2 配線、端子類の状態の良否(目視)

3 表示部、計器類の作用の良否(目視)

1 据付状態良否(目視、打検)

2 しゃ断器、開閉器、他操作電気機器の作用の良否(目視)

3 配線、ソケット、端子類の状態の良否(目視)

4 表示部、計器類の作用の良否(目視)

5 絶縁抵抗の良否(測定)

6 接地抵抗の良否(測定)

① 別表第4による

② 別表第5による

予備原動装置

内燃機

1 作用の良否(目視)

1 外観状態の良否(目視)

2 運転状態の良否(目視、聴覚)

1 据付状態の良否(目視、打検)

2 クラッチ、手動ブレーキの作用の良否(目視)

3 燃料の質、量の良否(目視)

4 冷却液、潤滑油の変質の有無、量の良否(目視)

5 電池性能の良否(目視、測定)

6 起動、運転状態の良否(目視、聴覚)

① 7日周期で暖機運転実施

② 別表第3による

③ 電解液の量

④ 上り100%負荷、下り無負荷で起動試験

配電線路


電柱


1 外観状態の良否(目視)

1 柱材の損傷、変形、腐食の有無(目視)

2 建植状態の良否(目視)

3 支線の腐食、ゆるみの有無(目視)

4 ステー、アーム等の状態の良否(目視)


電線路


1 外観状態の良否(目視)

1 碍子の汚損、損傷の有無(目視)

2 電線の損傷、地絡、混触のおそれの有無(目視)

3 電線接続部の状態の良否(目視)

4 アレスター状態の良否(目視)

5 絶縁抵抗の良否(測定)

① 必要に応じて測定

② 別表第4による

変電所及び配電所

受配電設備


1 表示部、計器類の作用の良否(目視)

1 外観状態の良否(目視)

2 表示部、計器類の作用の良否(目視)

1 据付状態の良否(目視・打検)

2 配線、端子類の状況の良否(目視)

3 変圧器、コンデンサー、フィルター等の状態の良否(目視)

4 しゃ断機、開閉器、断路器等の作用の良否(目視)

5 ヒューズ等の状態の良否(目視)

6 継電器類の作用の良否(目視)

7 表示部、計器類の作用の良否(目視)

8 絶縁抵抗の良否(測定)

9 接地抵抗の良否(測定)

① 必要に応じて測定

② 別表第4による

③ 別表第5による

保安設備

非常事態を検出するための装置

過伸検出装置

1 外観状態の良否(目視・聴覚)

1 取付状態の良否(目視)

2 配線、端子類の状態の良否(目視)

3 検出器、表示部、警報等の作用の良否(目視・聴覚)

1 取付状態の良否(目視)

2 配線、端子類の状態の良否(目視)

3 検出器、表示部、警報等の作用の良否(目視・聴覚)

4 絶縁抵抗の良否(測定)

① 別表第4による

過張力検出装置

過速度検出装置

過負荷等検出装置

脱索検出装置

非常停止用押ボタンスイッチ

乗越検出装置

運転の安全を確保するための装置

速度計

1 外観状態の良否(目視)

1 取付状態の良否(目視)

2 配線、端子類の状態の良否(目視)

3 検出器、表示部、警報等の作用の良否(目視・聴覚)

1 取付状態の良否(目視)

2 配線、端子類の状態の良否(目視)

3 検出器、表示部、警報等の作用の良否(目視・聴覚)

4 電池性能の良否(測定)

5 絶縁抵抗の良否(測定)

6 接地抵抗の良否(測定)

① 必要に応じて作用確認。風速計は除く

② 別表第4による

③ 別表第5による

風速計

保安通信設備

運転予鈴

救助装置


1 配置の良否(目視)

1 配置の良否(目視)

2 救助用具の作用の良否(目視)

① 使用する高さ等の状況に応じて試験

必要に応じて設ける保安設備

非常制動機動作時に電動機電流を遮断する装置

1 外観状態の良否(目視)

1 取付状態の良否(目視)

2 配線、端子類の状態の良否(目視)

3 検出器、表示部、警報等の作用の良否(目視・聴覚)

1 取付状態の良否(目視)

2 配線、端子類の状態の良否(目視)

3 検出器、表示部、警報等の作用の良否(目視・聴覚)

4 絶縁抵抗の良否(測定)

5 接地抵抗の良否(測定)

① 必要に応じて作用確認。風速計は除く

② 別表第4による

③ 別表第5による

避雷装置

保安スイッチ

常用停止用押ボタンスイッチ

逆転検出装置

路線監視装置

油圧緊張圧力検出装置

減速用スイッチ

制動装置異常検出

シーケンサ異常検出

常用制動機解放検出装置

非常用制動機解放検出装置

照明設備




1 取付状態の良否(目視)

2 作用の良否(目視)

1 取付状態の良否(目視)

2 配置盤、開閉器等の状態の良否(目視)

3 作用の良否(目視)

4 絶縁抵抗の良否(測定)

※ 夜間運転するものに限る

① 別表第4による

電灯設備




1 取付状態の良否(目視)

2 作用の良否(目視)

1 取付状態の良否(目視)

2 配電盤、開閉器等の状態の良否(目視)

3 作用の良否(目視)

4 絶縁抵抗の良否(測定)

① 別表第4による

放送設備



1 作用の良否(聴覚)

1 取付状態の良否(目視)

2 作用の良否(聴覚)

1 取付状態の良否(目視)

2 作用の良否(聴覚)

3 電池性能の良否(測定)

総合的な場内放送施設に限る

① 必要に応じて測定

地表面等



1 状態の良否(目視)


1 地表面、切取、盛土の状態の良否(目視)

2 線路両側の支障樹木の有無(目視)


保護設備・防護設備


地表面保護設備


1 外観状態の良否(目視)

1 取付状態の良否(目視)

2 基礎の状態の良否(目視)

3 部材の損傷、変形、き裂の有無(目視)

4 保護網等の腐食、破損の有無(目視)

5 接地抵抗の良否(測定)

① 送電線保護に係る場合 別表第5による

送配電線保護設備

試運転



1 運転状態の良否(目測)

2 着雪、着氷の有無(目視)


1 運転状態の良否(測定)

2 電動機の起動・運転時の電圧・電流の良否(測定)

① 起点から終点まで

② 運転速度、搬器出発間隔を測定

③ 上り下りとも無負荷で実施

別表第3(別表第2関係)

単線固定循環式特殊索道の整備標準及び限度一覧表

検査箇所

検査項目

索道名

日向第1

日向第2

あさひ

支柱

受索装置

受索装置

1 溝の摩耗(計測値に対して)

5

mm

4

mm

5

mm

2 ころがり軸受けの給油周期

7,000

箇月(時間)

3ヶ月

(月1点検)

箇月(時間)

7,000

箇月(時間)

3 ベアリングの交換時期

7,000

hr

必要に応じて交換


7,000

hr

4 ビームピンの給油周期

12

箇月

1

箇月

12

箇月

5 使用グリス

NCグリス


日本鉱油ニコッペMP2若しくは相当品


NCグリス


索条

支えい索


1 摩耗限度

摩耗のみの場合の直径減少率は新品時直径に対して約5%減少した時とする。

(新品時とはロープ架設後100時間運転を行った時とする)

28.5

mm

22.8

mm

22.8

mm

2 断線本数

分散断線時の1ピッチ間の断線本数

(断線面積減少が10%相当の時の本数)

9

5

5

1ストランド集中断線時の素線本数

(断面積減少が5%相当の時の本数)

2

3

3

3 接合部のロープ径

≦33.60

mm

26.88

mm

26.88

mm

4 給油周期

12

箇月

12

箇月

12

箇月

緊張索


1 摩擦限度

mm

22.8

mm

22.8

mm

2 断線本数

5

5

3 給油周期

箇月

12

箇月

12

箇月

緊張・折返し設備

緊張・折返し滑車


溝の摩耗(設計値に対して)

5

mm

6

mm

7

mm

給油周期

1

箇月

1

箇月

1

箇月

油圧緊張装置


圧力の測定

15.4

MPa

MPa

MPa

油の交換周期

24

箇月

箇月

箇月

搬器

握索機


1 握索部の摩耗

1

mm

1

mm

1

mm

2 解体検査周期

36

箇月(時間)

12

箇月(時間)

必要に応じ交換

箇月(時間)

3 稼動部給油周期

12

箇月

1

箇月

必要に応じ交換

箇月

4 各ブッシュの摩耗

※1

mm

mm

※2

mm

原動設備又は原動緊張設備

原動滑車・原動緊張滑車


1 溝の摩耗(設計地に対して)

5

mm

6

mm

7

mm

2 給油周期

1

箇月

箇月

箇月

減速機


1 潤滑油交換周期

初回

1000

時間

500

時間

必要に応じ交換

時間

2回目

2500時間若しくは2年間の早い方

時間

2500時間若しくは半年

時間

1年ごと

時間

3回目以降

5000時間若しくは2年間の早い方

時間

※3

時間

1年ごと

時間

2 給油周期

500

箇月

箇月

500

箇月

3 オーバーホール

初回

10000時間若しくは10年間の早い方

時間

10000時間若しくは10年間の早い方

時間

10000時間若しくは10年間の早い方

時間

2回目以降

15000時間若しくは15年間の早い方

時間

15000時間若しくは15年間の早い方

時間

15000時間若しくは15年間の早い方

時間

伝動装置

自在継手

1 給油周期

1

箇月

箇月

1

箇月

制動装置

常用制動装置

1 ライニング・パッドの摩耗

6

mm

3

mm

3

mm

2 ライニング・パッドの開放時の隙間間隔

3

mm

mm

1.2

mm

3 制動力余裕

3

mm

15~25

mm

5

mm

非常用制動装置

1 ライニング・パッドの摩耗

6

mm

5

mm

3

mm

2 ライニング・パッドの開放時の隙間間隔

10

mm

2.5

mm

1.5

mm

3 制動力余裕

10

mm

2.5

mm

10

mm

制動機油圧ユニット

1 油の交換周期

初回

1

1

1

2回目以降

2500時間若しくは2年間の早い方




2500時間若しくは2年間の早い方


主原動機

電動機

1 温度上昇限度

外気温+50

外気温+50

2 ブラシの摩耗限度

mm

新品比較1/2

mm


mm

予備原動装置

内燃機

1 潤滑油交換周期(エレメント)

初回

50

時間

時間

時間

2回目以降

250

時間

時間

時間

2 冷却水交換周期

1

時間ごと

時間ごと

時間ごと

3 潤滑油圧力範囲

0.39

KPa

KPa

KPa

※1:ブッシュ内面が摩耗し、油溜り凹面が不鮮明になった場合

※2:ブッシュ内面の樹脂が摩耗し、金属面が露出した場合

※3:その後は、油温度が70℃以下のとき5,000時間ごと、又は1年ごとのいずれか早い時期に交換する。ただし、油温度が70℃以上の時2,500時間ごと、又は半年ごとのいずれか早い時期に交換する。

別表第4(別表第2関係)

単線固定循環式特殊索道の絶縁抵抗測定値判定基準

検査箇所

測定場所

測定方法

測定器

絶縁抵抗(注記1、2)

備考

緊張設備

制動装置

電動機

電動機の巻線回路

配線一括~大地間

500Vメガー

200Vのもの

0.2MΩ以上


400Vのもの

0.4MΩ以上

制御回路

制御回路電源

配線一括~大地間

100Vメガー

50V以下のもの

0.1MΩ以上

半導体回路を含む時は、テスターにより測定しても構わない。

500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上

200Vのもの

0.2MΩ以上

400Vのもの

0.4MΩ以上

原動設備

油圧緊張

常用制動装置

電動機の巻線回路

配線一括~大地間

500Vメガー

200Vのもの

0.2MΩ以上


400Vのもの

0.4MΩ以上

電磁弁回路

配線一括~大地間

100Vメガー

50V以下のもの

0.1MΩ以上

半導体回路を含む時は、テスターにより測定しても構わない。

500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上

200Vのもの

0.2MΩ以上

400Vのもの

0.4MΩ以上

非常用制動装置

電動機の巻線回路

配線一括~大地間

500Vメガー

200Vのもの

0.2MΩ以上


400Vのもの

0.4MΩ以上

電磁弁回路

配線一括~大地間

100Vメガー

50V以下のもの

0.1MΩ以上

半導体回路を含む時は、テスターにより測定しても構わない。

500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上

200Vのもの

0.2MΩ以上

400Vのもの

0.4MΩ以上

主原動機

電動機(交流電動機)

1次巻線回路

配線一括~大地間

500Vメガー

200Vのもの

0.2MΩ以上

該当する箇所を測定する。

400Vのもの

0.4MΩ以上

2次巻線回路

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上

電動機(直流電動機)

界磁巻線回路

配線一括~大地間

500Vメガー

200Vのもの

0.2MΩ以上

該当する箇所を測定する。

400Vのもの

0.4MΩ以上

電機子巻線回路

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上

冷却ファン

電動機の巻線回路

配線一括~大地間

500Vメガー

200Vのもの

0.2MΩ以上


400Vのもの

0.4MΩ以上

制御回路

制御回路電源

配線一括~大地間

100Vメガー

50V以下のもの

0.1MΩ以上

半導体回路を含む時は、テスターにより測定しても構わない。

500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上

200Vのもの

0.2MΩ以上

400Vのもの

0.4MΩ以上

予備原動機

発電機

発電機の巻線回路

配線一括~大地間

500Vメガー

200Vのもの

0.2MΩ以上


400Vのもの

0.4MΩ以上

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上

発電機の制御回路

制御回路電源

配線一括~大地間

500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上

半導体回路を含む時は、テスターにより測定しても構わない。

200Vのもの

0.2MΩ以上

400Vのもの

0.4MΩ以上

電動機(交流電動機)

1次巻線回路

配線一括~大地間

500Vメガー

200Vのもの

0.2MΩ以上

該当する箇所を測定する。

400Vのもの

0.4MΩ以上

2次巻線回路

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上

電動機(直流電動機)

界磁巻線回路

配線一括~大地間

500Vメガー

200Vのもの

0.2MΩ以上

該当する箇所を測定する。

400Vのもの

0.4MΩ以上

電機子巻線回路

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上

電動機の制御回路

制御回路電源

配線一括~大地間

100Vメガー

50V以下のもの

0.1MΩ以上


500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上

200Vのもの

0.2MΩ以上

400Vのもの

0.4MΩ以上

保安設備

各保安検出器

回路電源

配線一括~大地間

100Vメガー

50V以下のもの

0.1MΩ以上

半導体回路を含む時は、テスターにより測定しても構わない。

500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上

200Vのもの

0.2MΩ以上

400Vのもの

0.4MΩ以上

路線監視カメラ

電源回路

配線一括~大地間

100Vメガー

50V以下のもの

0.1MΩ以上

半導体回路を含む時は、テスターにより測定しても構わない。

500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上

200Vのもの

0.2MΩ以上

400Vのもの

0.4MΩ以上

保安通信回路

通信ケーブル

配線一括~大地間

100Vメガー

50V以下のもの

0.1MΩ以上

半導体回路を含む時は、テスターにより測定しても構わない。

500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上

200Vのもの

0.2MΩ以上

配電線路

高圧屋外電線路

各電線路(引込線は除く)

各電線路~大地間

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上


各線路線心線相互間

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上

低圧野外電線路

各電線路(照明用は除く)

配線一括~大地間

500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上


200Vのもの

0.2MΩ以上

各線路線心線相互間

500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上

200Vのもの

0.2MΩ以上

変電所及び配電所

引込線

各電線路

配線一括~大地間

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上


各線路線心線相互間

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上

高圧回路

引込線及び変圧器を除く全回路

回路一括~大地間

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上


変圧器

変圧器の巻線回路

一次巻線一括~大地間

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上


二次巻線一括~大地間

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上

一次巻線一括~大地間

1000Vメガー

高圧のもの

10MΩ以上

照明設備

照明回路

各回路

配線一括~大地間

500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上


200Vのもの

0.2MΩ以上

電灯設備

電灯回路

各回路

配線一括~大地間

500Vメガー

100Vのもの

0.1MΩ以上


200Vのもの

0.2MΩ以上

(注記1)

(1) 鉄道に関する技術上の基準を定める省令第52条(線路等の絶縁)並びに同省令に基づく鉄道の技術上の基準を定める省令の解釈基準Ⅵ―11に定められている路線及び電気機器の絶縁試験は、高圧回路については絶縁耐力試験を行うこととなっているが、日常の保守管理では絶縁抵抗試験によって代用することもある。絶縁テイクの数値はこの時の参考値である。

(2) 「測定器」欄中の「100Vメガー」とは、測定器の定格電圧/定格抵抗が「100V/200MΩ」を示し、「500Vメガー」は「500V/1000MΩ」、「1000Vメガー」は「1000V/2000MΩ」を示すものである。

(注記2)

(1) 低圧回路については絶縁抵抗値が次のように定められているので、絶縁抵抗値欄はこれを一般的な呼び方で表示したものである。

使用電源

絶縁抵抗

300ボルトを超える低圧

0.4MΩ

150ボルトを超え、300ボルト以下の低圧

0.2MΩ

50ボルトを超え、150ボルト以下の低圧

0.1MΩ

(2) 屋外の電線路の延長が100mを超えるときは、絶縁抵抗値を上表の数値に次の式で求めた係数を乗じた数値とすることができる。

画像

(3) 施設を新設した時の低圧回路の絶縁抵抗値は、上表にかかわらず10MΩ以上が望ましい。

(注記3) 表中、電圧が50V以下の回路については参考値とする。(注記1(1)の省令対象外である。)

別表第5(別表第2関係)

単線固定循環式特殊索道の接地抵抗測定値判定基準

検査箇所

測定場所

測定器

接地の種類

備考

原動設備

原動機

主電動機その他の電動機

電動機接地端子及び取付枠

10Ω以下

100Ω以下

10Ω以下

A種接地

D種接地

C種接地

高圧用のもの。

100V又は200Vのもの。

400V用のもの。同一箇所の場合は高圧用A種と共用できる。

予備発電機

発電機接地端子及び取付枠

予備電動機

電動機接地端子及び取付枠

制御盤

その他の盤

制御盤接地端子

変電所及び発電所

受配電設備

高圧機器

高圧機器の金属性外箱等

10Ω以下

A種接地


変圧器

高圧と低圧を結線する変圧器の二次側中性点

画像

B種接地

同一の箇所の場合は高圧用A種と共用できる。

低圧機器

低圧機器の金属製外箱等

100Ω以下

10Ω以下

D種接地

C種接地

100V又は200Vのとき。

400Vのとき。高圧用A種と共用できる。

避雷器

接地線の引出し箇所

10Ω以下

A種接地

同一箇所の場合でも共用できない。

避雷装置


避雷器

接地線の引き出し箇所

10Ω以下

A種接地

同一箇所の場合でも共用できない。

避雷針

通信設備

有線電話

保安器

保安器接地端子及び取付枠

100Ω以下

D種接地

同一箇所の場合でも共用できない。

保護設備

送電線用

保護網

保護網と接地端子接続部

10Ω以下

100Ω以下

A種接地

D種接地

特別高圧の場合

高圧及び低圧の場合

士別市単線固定循環式特殊索道の整備に関する規程

平成17年9月1日 教育委員会訓令第32号

(平成29年11月1日施行)