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石綿(アスベスト)に関して

石綿とは

 石綿は、天然に生成した極めて細い繊維状(髪の毛の1/5,000程度)の鉱物のうち、工業用原材料として使用される鉱物の総称です。
 熱、摩擦、酸やアルカリにも強く、丈夫で変化しにくいというほかに、数多くの特性(防音、電気絶縁、親和性・混和分散性、耐摩耗性など)を持っています。

 また、安価であったため「奇跡の鉱物」や「魔法の鉱物」と呼ばれた石綿は、昭和30年頃から使用が一般化され、その用途はおよそ3,000種にも及びました。

 

石綿はどこに使用されたのか

 1930年頃から輸入を開始した石綿は、高度成長期に最需要期を迎え、石綿障害予防規則を制定した2005年までの間に、約1,000万tが輸入・生産されたと推定されます。
 このうち約800万tが建築材料として使用されました。
 

 

石綿による疾患

 石綿を吸引したことで発症する疾患は、中皮腫、肺がん、石綿肺、石綿胸水、びまん性胸膜肥厚が知られています。
 各疾患と石綿ばく露の関係は次のように考えられています。
 

疾患名 概説 石綿ばく露との関係
中皮腫 肺を取り囲む胸膜、肝臓や胃などの臓器を囲む腹膜、心臓や大血管の起始部を覆う心膜、精巣鞘膜にできる悪性の腫瘍

石綿ばく露が多いほど発症しやすい
潜伏期間20~50年 

肺がん 気管支あるいは肺胞を覆う上皮に発症する悪性の腫瘍

石綿ばく露が多いほど発症しやすい
潜伏期間15~40年

石綿肺 石綿を大量に吸入することにより、肺が線維化する「じん肺」の一種

10年以上、石綿ばく露した者に起こりやすい
潜伏期間15~20年

石綿胸水 石綿粉じんを吸入することによって胸腔内に胸膜炎による滲出液(胸水)が生じる

比較的高濃度の石綿粉じんを吸入することで発症しやすい
潜伏期間12~30年

びまん性胸膜肥厚 臓側胸膜(肺を覆う膜)の慢性線維性胸膜炎の状態 比較的高濃度の石綿にばく露し続けると発症しやすい。ばく露期間は3年以上

 

 石綿の危険性

 空気中に飛散した石綿を吸入することで、様々な疾患が発症するため、発じん性によって作業レベルを設けており、必要な対策が規定されています。
 ※建築材料となった約800万tのうち、約700万tがレベル3の建材として使用されました。

作業レベル 建築材料の種類 発じん性 必要な対策
レベル1 石綿含有吹付け材 著しく高い 厳重なばく露防止対策が必要
レベル2

石綿含有保温材
耐火被覆材
断熱材
 

高い レベル1に準じて高いばく露防止対策が必要
レベル3 その他の石綿含有建材
(成形板等)
 
比較的低い 湿室作業を原則とし、発じんレベルに応じた防じんマスクの装着が必要

※必要な対策は、簡略化して記載しています。     

 

石綿の規制

 石綿の輸入量が増加した、1960年頃にばく露した人たちが潜伏期間を超えたことで、近年中皮腫の発症者が急増している。
 また、2005年に発生したクボタ旧神崎工場で、多数の労働者や周辺住民が石綿による中皮腫や肺がんを発症したことが報道され、石綿によるばく露被害は、全国的な社会問題となりました。【通称:クボタショック】
 そうした中、石綿を規制する様々な法律は、年々その規制を拡大しており、2005年以降は輸入量は0tになっています。
 
 

今後の問題

  1960年頃に建築された建物は、耐用年数が過ぎたことで、解体・改修工事の増加が推測されています。
 解体・改修工事は、2020年以降にピークを迎えるとされており、新たなばく露被害の防止や石綿含有の廃棄物処理が大きな問題となっています。

  

 石綿を使用している建築物の解体・改修について 

 令和2年に大気汚染防止法や石綿障害予防規則が改正されたことで、全ての石綿含有建材(レベル1~3)が規制対象になり、アスベスト対策に関する規制が強化されています。  
 詳しくは、次のホームページをご確認ください。
  

 「石綿総合情報ポータルサイト(厚生労働省)」

 

 石綿に関する情報

 次のホームぺージにも石綿に関する情報が掲載されています。
   ◆環境省
   ◆厚生労働省
   ◆国土交通省
   ◆北海道環境生活部環境局

 

 市の相談窓口

  ◆アスベストの総合窓口
    市民自治部自治環境課     電話26-7734

  ◆建築物に関する相談
    建設水道部都市整備課建築係  電話26-7801
  ◆健康に関する相談
    健康福祉部保健福祉センター  電話22-2400
  ◆石綿を含むごみに関する相談
    市民自治部環境センター    電話23-0022 

  

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