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子どもの救急

子どもの各症状に対する手当てについて紹介します。

■ 発熱

      発熱は、細菌やウイルスなどいろんな病気の因子が体に障害を与えるときに現れる生体の防御反応と言われています。

熱が高くても、意識がはっきりし、あやせば笑い、 熱の高い割には元気で、手足も顔も熱くほてっている、という様子なら慌てる必要はありません。      
 逆に37.5度くらいでも、 泣きつづけ、不機嫌だとか、 ぐったりして目がくぼみ、ボーとしているとか、熱はあるのに顔色が青白く手足もかえって冷たいというような場合は素早い対応が必要です。
   特に、生後2か月以内の乳児の高熱は気をつけた方がよいでしょう。
  乳児早期の高熱は重篤な感染症もあります。すこしでも心配であれば早めに受診しましょう。
     
 発熱の手当

寒がるような時は軽い掛け布団、毛布などを一枚増やし保温し、 寒気の時期が過ぎて暑がるようになれば水枕をする。(氷枕などは気分をよくするためで体温を下げる効果はありません。嫌がる場合は無理に当てる必要はないでしょう。)
 冷たい飲料水の容器を脇の下に挟んだりするのも効果的です。食べ物は無理をせず、子供の食欲にまかせて好きなものを与えて下さい。
 冷やした果汁、ヨーグルト、牛乳、ミルク、スポーツドリンクなどを欲しがります。高い熱が出ている時は食欲不振で脱水症状を起こしやすいので、これらの食品によって水分、ビタミン、ミネラルをとるようにしましょう。


■ 
せき・呼吸苦

咳は痰などの気道の分泌物や異物などを外に除外しようとして起こる現象で生理的な反応です。喘鳴(ぜんめい)はヒューヒュー、ゼーゼー聞こえることを言います。
 咳・喘鳴がみられる病気には、上気道炎、気管支炎、肺炎などの他に鼻炎、急性細気管支炎、百日咳、クループ、先天性喘鳴、後天性喘鳴、心臓の病気、喘息、気管内異物、排気ガス、タバコ等の化学的刺激などがあります。

・ せき・呼吸苦の手当

  高熱が続き呼吸困難がある場合や犬吠様の咳で苦しそうな場合、喘息などのゼーゼー呼吸困難の場合などは早めに医療機関に受診しましょう。

 

■ 下痢

   いろいろな原因によって大腸の動きが活発になると共に、腸管から水分を吸収する働きが障害され、その結果、水様の便が頻回に排出される症状をいいます。
   水様便が主ですが、その他に粘液が混ざる粘液便、血液が混ざっている血便、粘液と血液が混ざっている粘血便などがあります。
   医療機関を受診の際は、原因を調べるために検査をする場合もありますので出来るだけ新しい便が出たおむつなどを持参して受診される方がよいでしょう。
   ほとんどはウイルス性腸管感染、あるいは腸管外感染による二次的な下痢(感冒性下痢)です。
  特に冬期の乳幼児の下痢はほとんどがロタウイルス性腸炎といってウイルス性の下痢症と考えてよいでしょう。
  その他、カンピロバクター、サルモネラ、病原性大腸菌など細菌性下痢症(細菌性腸炎)が原因となります。

 ・ 下痢の手当

      下痢がある場合、その下痢が感染性のものであるかどうかの判断は大変難しいですが、緊急を要する細菌性下痢症の場合は下痢のほかに吐き気・嘔吐・腹痛・発熱などを伴うことが多いので、よく観察して症状に応じて早めの医療機関受診をおすすめします。
  体内の水分が消費され脱水症状を起こすことがありますので、スポーツドリンクの摂取など水分補給を多めにしてください。

 

■ けいれん・ひきつけ

    ・ 熱性けいれん
  38度以上の発熱と一緒にけいれん症状が出る場合は「熱性けいれん」の可能性が高いです。

        この熱性けいれんは発熱の原因となった病気によりますが、かぜなどの時にみられる熱性けいれんはそれ自体あまり心配のないものです。
  けいれんは5分以内に止まるのがほとんどで、90%のお子さんが15分以内にけいれんが止まっています。
  しかしながら髄膜炎や脳炎でみられるけいれんは同じように発熱を伴うけいれんですが、熱性けいれんとは全く違う処置方法になりますので注意が必要です。
  この熱性けいれんは、熱が治まった以降は発症することはほとんどありません。
  熱が治まったにもかかわらずけいれんが持続する場合は早期の医療機関受診が必要です。

・ 熱性けいれん・ひきつけの手当
   
衣服はゆるめて、特に首のまわりをゆるくして、呼吸を楽にさせてあげてください。
    意識が完全に回復するまで、口から薬、飲み物を与えてはいけません。
    5分~10分くらい様子を見ます。
    吐きそうなときは、吐いた物が気管に吸い込まれないよう、顔を横に向けます。
    頭を体より少し低くして仰向けに寝かせて顔を横に向けます。
    吐いた物が口のまわり、鼻にたまっていたら拭き取り外に出します。
    安静にします。

    舌をかむ心配はほとんどないので、歯をくいしばっている時でも、強引に物を口へ入れないようにします。
   体をゆすったり、大きな声で呼んだりしないようにします。安静を第一にこころがけましょう。

※ つぎのような場合は早期に受診してださい。
      ・ けいれんが10分以上続くとき
      ・ 短い間隔で繰り返し発作が起こり、その間意識が回復しないとき
      ・ 手、足など身体の一部のピクピクけいれん発作があるとき
      ・ 1歳未満で初めてけいれん発作があったとき
      ・ 発熱とけいれん発作に加え、意識障害やマヒなど神経症状をともなうとき


    

       


    

  

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