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士別市の農作物の情報

士別市の農産物
 士別市は農業が盛んで、豊かな自然と冷涼で寒暖の差が大きいという気候を活かして、有機物(堆肥や緑肥)の施用などによる土づくりに努め、農薬や化学肥料を必要最低限にとどめるため「クリーン農業」に取り組んでいます。水稲や、小麦・豆類などの多くの畑作物さらに多くの種類の野菜が栽培されており、日本の「食糧基地」として日本の台所を守るという重要な役割を果たしています。
 ここでは、士別市で栽培されている主な農作物を紹介します。

・作付面積
約3,100ヘクタール

・品種や用途
 作付されている主な品種は、「きらら397」、「ほしのゆめ」、「ななつぼし」のうるち米や「はくちょうもち」などのもち米が主に作付されています。
 平成17年から生産者と関係機関が連携し「売れる米作りプロジェクト」を立ち上げ、「主食用」、「準主食用」、「業務用」に区分する地帯別作付けを行い、事前に契約数量を確定し、大口販売契約の締結や産地指定率の工場につなげてきています。

・栽培作業
 ●田んぼの融雪(3月中~下旬)
  雪解けを促進させるために、融雪剤をまく。
 
 ●ハウスの設置(4月上~中旬)
  苗を育てるためのハウスを設置する。

 ●種をまき、苗を育てる。(4月中~5月下旬)
  育苗箱に種をまき、ハウス内で育てる。

 ●田んぼの整備(4月中~5月中旬)
  用水路の補修、表面水の排除、堆肥や肥料の散布、耕耘などを行う。

 ●田植え(5月中~下旬)
  田んぼに水を敷き、整地(代かき)した後、田植機で苗を植える。

 ●稲刈り(9月中~10月上旬)
  田植えの後、水管理、除草作業、防除などの管理作業を経て、稲刈りが行われる。

 ●収穫後は、田んぼを耕したり、溝を切るなどして、次年度の作付に備える。

・主な作付地域
 全市で作付されているが、主に上士別町、中士別町、多寄町で多く作付けされている。
 
ハウス内で、移植までの間苗の管理をする。
ハウスでの育苗
(南士別町)
 
育苗したポット苗を移植する。
田植機での田植え
(南士別町)
 
1日で約1.5ヘクタールほど刈り取ることができる。
コンバインでの稲刈り
(温根別町)


・作付面積
約1,600ヘクタール

・品種や用途
 小麦は、9月上旬頃に種をまき、翌年の夏に収穫する「秋まき小麦」と、4月下旬に種をまき、夏に収穫する「春まき小麦」の2種類に分類されます。主な品種は、秋まきが「ホクシン」「タイセツコムギ」、春まきは「ハルユタカ」「春よ恋」があります。秋まき小麦は、主にうどんや中華麺などの原料となり、春まき小麦は、主にパンの原料となります。
 士別市では、約85%が秋まきで、約15%が春まきです。
 
秋まき小麦、穂先に毛がない。
秋まき小麦
(川西町)
 
春まき小麦、穂先に毛がある。
春まき小麦
(川西町)
・栽培作業
(1)秋まき小麦
 ●種をまく(9月上~中旬)
  堆肥の散布や耕起、整地作業の後、「グレンドリル」という機械を用いて種をまく。この後芽が出て冬を迎える。

 ●畑の融雪(3月中~下旬)
  雪解けを促進させるため、融雪剤をまく。早く畑を乾かさないと、雪の下になっている芽が腐ってしまうため。

 ●収穫(7月下~8月中旬)
  肥料をまいたり、防除などの管理作業を経て、コンバインで収穫する。

(2)春まき小麦
 ●種をまく(4月中~5月上旬)
  耕起、整地作業などを経て、種をまく。播種方法は「秋まき小麦」と同じ。

 ●収穫(8月上~8月中旬)
  管理行程は、秋まき小麦とほぼ同様。

※収穫後は、麦わらの搬出を行う。

・主な作付地域
全市の転作地域及び畑作地域(川西町、温根別町等)で多く栽培されている。
 
緑色の筋状に芽が出る。
芽が出て間もない頃の秋まき小麦
(温根別町)
 
コンバインで収穫する。
収穫作業
(下士別町)


・作付面積
約1,300ヘクタール

・品種や用途
 大豆は豆腐や納豆、醤油の原料となり、士別市では主に豆腐や醤油用に作付しています。「トヨコマチ」「トヨムスメ」などの品種が多く作付されていますが、最近はコンバイン収穫の拡大が進み、コンバイン収穫適性に優れている「ユキホマレ」の面積が拡大してきています。

・栽培作業
 ●種をまく(5月中~下旬)
 「総合は種機」を用いて行う。は種後数日で芽が出る。

 ●収穫(9月下~10月上旬)
 除草作業や防除作業などの管理作業を経て、刈り倒した後、集積して乾燥させる。現在は、コンバインによる収穫(10月中~下旬)も普及してきている。

 ●脱穀(10月下旬)
 莢を取り除き実を出す。コンバイン収穫の場合、脱穀を同時に行う。

・主な作付地域
全市の転作地域を中心に多く栽培されている。特に多寄町、武徳町が多い。
 
はしゅの風景
は種風景
(温根別町)
 
花が咲く手前の様子
生育の様子
(武徳町)
 
「にお積み」という
乾燥風景
(多寄町)
 
脱穀作業も同時に行う。
コンバイン収穫の様子
(武徳町)


・作付面積
約680ヘクタール

・品種や用途
 現在、「エリモショウズ」「しゅまり」という品種が多く作付されています。小豆は、主にアンパンや和菓子などに用いられる「あんこ」の原料となります。

・栽培作業
 ●種まき(5月中~下旬)
  「総合は種機」を用いて行う。数日後発芽する。

 ●収穫(9月中~下旬)
  除草作業や防除作業等の管理作業を経て刈り倒し、集積して乾燥させる。

 ●脱穀(9月下~10月上旬)
  莢を取り除き実を出す。

・主な作付地域
畑作地帯(川西町、温根別町)及び転作地帯を中心に多く作付されている。
 
生育の様子
生育の様子
(川西町)
 
「島立て」という。
乾燥風景
(温根別町)
 
「スレッシャー」という機械で行う。
脱穀
(多寄町)


・作付面積
約600ヘクタール

・品種や用途
 現在市内で栽培されている品種は「きたさやか」です。てんさいは、「ビート」とも呼ばれ、糖分が約17~18%を占めているため、砂糖の原料となっています。士別市で栽培されたてんさいは、市内にある製糖工場に運ばれ、砂糖に加工されます。最近では、「ビートオリゴ糖」などの健康食品も生産、販売されています。

・栽培作業
 ●ハウスの設置(2月下~3月上旬)
  苗を育てるためのハウスを設置する。

 ●種をまく(3月中~下旬)
  紙筒(ポット)に土を詰めて種をまく。

 ●育苗(3月下~5月上旬)
  は種後、設置したハウス内で苗の管理をする。

 ●畑に苗を植える。(移植)(4月下~5月上旬)
  紙筒内で成長した苗が、ビート移植機で畑に植えられる。

 ●収穫(10月中~11月上旬)
  除草作業や防除作業などの管理作業を経て、「ビートハーベスター」で収穫される。

・主な作付地域
市内全域。特に畑作地帯の作付が多い。
 
移植作業までの間、ハウスで苗を管理する。
ハウスでの育苗
(上士別町)
 
ビート移植機で移植を行う。
移植作業
(川西町)
 
生育風景
生育風景
(川西町)
 
「ビートハーベスター」で収穫する。
収穫風景
(多寄町)


・作付面積
約260ヘクタール

・品種や用途
 ばれいしょの用途には、生食用(煮物やサラダなど料理に用いる。主な品種は「男爵薯」「キタアカリ」「とうや」等)、加工用(ポテトチップやフライドポテトなどの加工食品用。主な品種は「トヨシロ」等)、でんぷん原料用(主な品種は「紅丸」「コナフブキ」)、種子用の、主に4種類に分けられます。士別市では、4種類とも栽培されています。

・栽培作業(生食・加工用)
 ●種いもの準備(3月下~5月上旬)
  前年に貯蔵しておいた「種いも」を半分に切り、消毒する。

 ●種いもを植える。(4月下~5月中旬)
  畑の整地等を経て「ポテトプランター」で植え付ける。

 ●収穫する(7月下~10月上旬)
  除草作業や防除作業などを経て収穫する。品種や用途により、収穫時期が異なる。収穫方法は、主に2種類ある。
  (1)「ポテトディガー」で土中のいもを掘り起こし、手で拾う。
  (2)「ポテトハーベスター」で「掘る」「拾う」を一度で行う。

・主な作付地域
川西町、温根別町、西士別町などの畑作地帯での作付けが多い。
 
品種によって白、ピンク、紫などの色がある。
ばれいしょの花
(川西町)
 
「ポテトディガー」で掘り起こした後、手で拾う。
家族総出のいも拾い
(川西町)
 
「掘る」「拾う」を一度に行う。
ポテトハーベスターでの収穫
(温根別町)

●たまねぎ
・作付面積
約170ヘクタール

 士別市で栽培された「たまねぎ」は、主に九州など道外向けに出荷されており、苦味が少なく、食感が良いと評価を受けています。
 
「オニオンハーベスター」で行う。
たまねぎの収穫(川西町)
●かぼちゃ
・作付面積
約320ヘクタール

 士別市のかぼちゃは、主に道内や関東方面に出荷されています。最近は電子レンジで調理できるミニタイプも栽培されています。
 
実をつけ始めた頃のかぼちゃ
実をつけ始めたかぼちゃ畑
(川西町)
●ブロッコリー
・作付面積
約110ヘクタール

 ブロッコリーは、冷涼な気象条件から生産されるクリーンな農産物として市場性が高く、作付面積が拡大しています。
 
収穫期のブロッコリー畑
収穫を待つブロッコリー
(武徳町)
●だいこん
・作付面積
約90ヘクタール


 士別市のだいこんは、主に生食用、加工用として、関東地方を中心に出荷されています。
 
だいこん
だいこん
(武徳町)
※このほか、士別市では「キャベツ」「アスパラガス」「にんじん」「スィートコーン」「メロン」「さやえんどう」「ねぎ」「いちご」「ほうれんそう」「さやいんげん」など、たくさんの種類の野菜が栽培されており、日本の「食糧基地」として大きな役割を担っています。
 
にんじん専用の掘取機を使う。
にんじんの収穫
(北町)
 
きぬさや
さやえんどう
(温根別町)

・緑肥作物って何?
 一つの畑で農作物を長年作り続けると、土の中の養分が少なくなり、また同じ作物を何年も続けて作ると、吸収する養分が偏ってしまうため、作物の成長が悪くなるだけでなく、特定の害虫が繁殖しやすくなるため、農作物が病気にかかりやすくなります。良品質な農作物を生産するためには、養分を補い、土の健康を保つことが大切です。
「緑肥作物」とは、栽培後に土中に混ぜる(鋤き込む)ことによって、肥料効果や害虫を駆除する働きがある作物のことです。
 
土の中に鋤き込むことにより効果を発揮する。
「ヘイオーツ」の鋤き込み
(川西町)
 
きれいな花をつけるものもある。
キカラシ(温根別町)
・どんなものがあるの?
緑肥作物には、「えん麦」「ひまわり」「とうもろこし」など様々な品種があり、士別市でも多くの種類が栽培されています。中にはきれいな花をつけるものもあり、農村の景観美化にも一役買っています。
 作付する目的や、次の作物によって品種が違います。

※緑肥作物の主な効果
 ・有害センチュウを抑制する。(えん麦野生種、ソルゴーなど)
 ・有機物の供給により土がフカフカになる。
 ・根が深く伸びるため、水はけが良くなる。(アカクローバなど)
 ・微生物の繁殖を助ける。
 ・農村の景観美化(ひまわり、マリーゴールドなど)
 ・窒素の減肥  など
・栽培方法は?
栽培方法として、1年間畑を休ませて(休閑)緑肥作物のみ栽培する方法と、野菜などの作物の前後に作付する方法があります。
緑肥作物自体は収益を上げる作物ではないため、なかなか作付が広まりませんでしたが、ここ数年、農作物の増収効果だけではなく、肥料を減らす効果や水はけが良くなる効果があることが明らかになってきたため、最近では、市内でも「緑肥作物」を多くの農家の方が経営の中に取り入れるようになり、面積も増加しています。
 
農村景観の美化にも一役買っている。
満開のひまわり畑
(川西町)
 
用途によって混ぜて植えることもある。
「ひまわり」と「ベッチ」の混播
(武徳町)
畑は、4~5年サイクルで作物を輪作していくことが理想的とされており、この中に「緑肥作物」を取り入れると、堆肥との有効活用により、有機物の投入量が増え、土の健康を充分に保つことができ、良質な農作物を栽培することができます
  

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